鳳凰山

8月11日から12日の山の日にかけて南アルプスの鳳凰山に行きました。

この山は前から行きたかった山の一つでしたが、都合がつかないこととなかなか山小屋の予約が取れず、行かずじまいでした。

実際、山小屋である「南御室小屋」も電波が芳しくなく予約の電話もつながりにくい状況でした。

まずは8月10日に予約が取れたものの前日の9日に南御室小屋のご主人から電話があって「皆さんほとんどキャンセルしていますがそれでも来ますか」と確認の電話が。

南御室小屋では定員80名ほどの山小屋ですが、全員キャンセルとは皆さん天気に敏感過ぎないかとも思います。

そしてこの時期、実は停滞前線の影響で日本中が大雨と化しており、南アルプス方面も例外ではないようです。

ご主人の話からいって、この日に来るのは天候からいって自殺行為になるそうで暗にキャンセルを進めているようでした。

正直私自身は泊まる気満々で、今まで天気が理由でキャンセルしたり予定の変更をしたことはありませんでした。

いってみれば山はそういうもんだという認識で今までもそれに対応してきました。

しかしながら今回は小屋からの直接の連絡ということでこれは尋常ではないと考え、その時はやむなくキャンセルすることにしました。

私一人しか泊まらないのに食事を一人分だけ用意してもらうのも忍びなかったというのもあります。

しかしながら私にとってもようやくこじ開けたスケジュール、もう一度ご主人に電話をして「では翌日の11日ではどうですか」と。

ご主人いわくその日は4人ほど予約が入ってますが、天気は同じようなもんです。それでも来ますか」と。

ご主人に「大丈夫です、ではお願いします」と答え、場合によっては小屋から山へは行かずにとんぼ返りしますといってなんとか泊めてくれることになりました。

まあ、登山の天気のアプリをみても最悪のD判定が続いてましたのでわたしもある程度覚悟はしていましたが・・・。

こういう理由で10日ではなく11日に山小屋泊というスケジュールに変更されたわけです。

前おきはさておき、11日の早朝にマイカーで家を出発し、鳳凰山の登山口である夜叉神峠登山口駐車場に着いたのは7時ごろ。

ここは100台程度停まれる駐車場ですが、確かにその日は私の車を入れても4,5台程度しか停まっていませんでした。

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これは宿泊も可能な夜叉神ヒュッテ。

雨とあっては利用者は少ないことでしょう。

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そして「夜叉神峠登山口」バス停より登山開始となります。

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これを見ると一日数本しか走っていないようですが・・・。

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最初はなだらかな道のりを進んでいきます。

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しかしながら絶えず雨が降っていますのであまりいい感じではありません。

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途中、立派なブナの木を通過。

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そしてこの辺りジメジメしておりシダ系の植物が多いです。

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これは5本の木が一つになった五本松。

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このような大きな木がたくさんあります。

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途中、高谷山の分岐を分けると。

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登ること約1時間ほどで夜叉神峠小屋にたどり着きます。

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ここでの視界はほぼゼロ。

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この木から垂れ下がっている白いものは何でしょうか。

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また、苔が多いこと多いこと。木にも苔が生えています。

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一風変わった木も。

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しばらく登ると杖立峠に到着します。

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見事なブナの木を経ると。

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鹿にも遭遇します。

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これは今日泊まる予定の南御室小屋の案内のようです。

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16時以降になるときは一報入れてほしいとのことでしたが今日は大丈夫でしょう。

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ここから道が急になってきます。

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急なのはここ、苺平まででここから南御室小屋まではゆるい下りが続きます。

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おっと、あと15分か。

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電波はこちらでという看板がありますが、ひょっとして小屋では電波が通じないということか?

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南御室小屋到着です。時間にして11時半ごろ。

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このいかにも山小屋風な雰囲気、いいですね。

電波といえばやはり繋がっていませんでした。

まずはここで受付、昼食を済ました後、まずは鳳凰三山を下見に登ることとします。

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本当は雨の中登りたくはなかったのですが明日が晴れるという保証もないし、なんといっても時間を持て余してしまうことになるからです。

正直、この日に鳳凰三山を全て回りましたが一人として他の登山者と遭遇することはありませんでしたから私一人貸し切り状態だったと思います。(少なくとも一番奥にある地蔵ヶ岳についてはその日は誰もいかなかったことでしょう)

さて、ここから鳳凰山に向けての登山となりますが、ここから今までとはうって変わって急な勾配へと変化していきます。

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標高2500mも超えてくるのでまわりの景色も変わってきます。

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何かの動物の形をしている岩。

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高山植物も岩の隙間から申し訳なさそうに控えめに咲いています。

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あとから分かったのですが、この花は南アルプスにしか咲かないタカネビランジという花とのことです。

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そしてこのあたり山の形を見ても花崗岩が多いようです。

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まずは薬師岳小屋を通過し。

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しばらく進むとまずは一座目である薬師岳に到着です。

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隣に見える三角の山は観音岳となります。

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前に見えるのは二座目の観音岳ですが鳳凰三山の中でも一番の標高となっています。

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この辺り下から吹き上げる風が半端なかったです。

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ですが、時折目にするタカネビランジがかわいらしい。

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観音岳に到着。

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天気が悪いためここからの眺望は皆無です。

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次に目指すは鳳凰三山三座目にあたる地蔵ヶ岳です。

ここからは風が強くなりガスがかかって視界もないため細心の注意が必要でした。

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そして私にとっては地蔵ヶ岳にあるオベリスクが本命。

ですがそこに向かうためにはさらなる険しい縦走が必要です。

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ついに見えました、あれが地蔵ヶ岳の象徴でもあるオベリスク。

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すぐ下には無数のお地蔵さんが並んでいました。

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オベリスクは翼を広げた鳥が空に向かってくちばしを向けているような形をしています。

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まさに鳳凰山と呼ぶに相応しい。

おっと、こんな岩陰にもお地蔵さんが。

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間近に来てみるとやはり迫力があります。

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横たわった枯れた木。

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やはりシンボルに相応しいですね。

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これは少し離れた位置から。

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いいですね。

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ここで満喫した後は先程の南御室小屋まで戻ることとします。

途中、何かの動物を思わせるような木も。

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この歩いてきた稜線、いいですね。

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この岩にへばりついている植物、何というものでしょうか。

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途中見かけたこのきのこはおそらく食べられないですよね。

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苔むした道を進んで南御室小屋に到着し、ここで一泊させていただきます。

これは夕食のビーフシチュー。

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そして、今日宿泊予定者はたったの3名。(ちなみに前日はやはりゼロだそうです)

しかしながら夜は他の二人のいびきが気になってあまり寝られませんでした。

であれば料金上乗せしてでも個室でよかったかも。

幸い、湧水は絶えず沸いており水に困ることはありませんでした。

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次の日は少しばかり天気が回復しそうなので再度アタックすることにします。

朝の5時ごろ小屋を出ますが雨は降ったり止んだりの繰り返し。

またもやタカネビランジを横目に昨日の道をたどることにします。

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昨日は見えなかった下界の町並み。

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これは薬師岳小屋の貼り紙ですが、標高1500mを超えると熊もでないとか。

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昨日は悪天候で視界はゼロでしたが今回は違います。

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あたりの山々もきれいに見渡せます。

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富士山はといえば。

うーん、惜しい。まあそこまでは求めてはいませんけど。

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今日は観音岳までとしますがもう少しです。

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昨日に引き続いて観音岳到着です。

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おっと、昨日は見えなかった地蔵ヶ岳のオベリスクも今日ははっきり見ることができます。

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やはり来たかいがありました。

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今日は昨日と違って登られる方が何人かいらっしゃいますのでここで記念写真を撮ってもらいました。

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それにしてもここから見えるオベリスクもかっこいいですね。

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そして今日はここまでとします。

観音岳にお参りをした後は、南御室小屋を経由して夜叉神峠に向かい下山していきます。

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途中、タカネビランジを愛でながら下山していきます。

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苔むした道を下っていくと。

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おっと、見過ごすところでした。辻山からの眺望が最高だとか。

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ここより20分とあれば寄り道も十分可能です。

看板に沿って進んでいくと。

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辻山に到着。

左から観音岳、薬師岳が一望できました。

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左側に見える山は甲斐駒か。

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そしてなんといっても目の前に見える北岳が。やや雲がかかっていましたが存在感あります。

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そして帰りも同じ場所で鹿と遭遇します。

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やはりここらがなわばりか。

これは見事な大木。

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途中、夜叉神峠で一服。

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下まで下りて気づいたのですが、かつての天皇陛下もこのルートで登ったとのこと。

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無事、夜叉神ヒュッテに戻ってきました。

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駐車場は少し車の数が増えているようですがまだこの位です。

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今日も一日お疲れ様でした。

最後にヤマップで記録した登山履歴とGOPROで編集した動画を載せて終わりにしたいと思います。

ヤマップで記録した登山履歴(2日分)

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(1日目)

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(2日目)

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GOPROで編集した動画


1日目の歩数

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2日目の歩数

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一級建築士
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建築構造設計を行っています。

趣味は山登りです。

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