五竜岳

8月11日から12日の連休を利用して北アルプスに位置する五竜岳に行ってきました。


五竜岳はこの前に行った白馬三山の隣に位置する山であり、ここから白馬三山をきれいに一望できることで知られています。


また、白馬三山と唐松岳とは「不帰キレット」で結ばれているようですが難易度は高めのようです。


今回も白馬岳同様、新宿から出ている毎日アルペン号を利用させていただきました。


そして今回も周回コースをとりたかったので下りる場所を白馬駅近くの「八方の湯」とし、翌日乗車する場所をアルプス平からのゴンドラ下車地点である「エスカルプラザ」とさせていただきました。


ちなみに「エスカルプラザ」内には日帰り温泉などのアメニティ施設が充実しており下山時に立ち寄る場所としては最適だと思います。


まずはいつものように夜11時発の新宿からのバスに乗りこみます。


ちなみにバスのグレードはスタンダードとプレミアムの2種類ありますがあまり値段に差がないため、プレミアムの方をお勧めしたいと思います。


これは今回利用させていただいたバスとなります。


IMG_6842.JPG


ここ、八方の湯からのスタートです。


IMG_6843.JPG


ここからは約20分ほど歩いた先にある登山者が利用できるアルペンラインの乗り場を目指します。


IMG_6844.JPG


アルペンラインとはゴンドラとリフトを乗り継いで最終的には八方池山荘近くまで行くことができます。


またこの時期、繁忙期でもあるため朝の6時半から動いているため登山者には利用しやすいものとなっています。


これがゴンドラ乗り場です。


IMG_6845.JPG


朝早い時間だというのにもう人だかりができています。


IMG_6846.JPG


ですがゴンドラに乗れば早いです。


IMG_6847.JPG


多くの登山者はここから五竜岳までは行かず、唐松岳を往復するプランのようですので往復のチケットを買われていました。


リフトを下りてあたりを見渡すとやはり「白馬三山」がきれいに見えました。


IMG_6852.JPG


左から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳となります。


アップでもう一枚。


IMG_6856.JPG


またこの時期、高山植物もきれいに見られるのでこれを見ながら登ります。


IMG_6857.JPG


IMG_6863.JPG


IMG_6869.JPG


IMG_6870.JPG


いくつかケルンを通過すると。


IMG_6866.JPG


まずは八方池に到着します。


IMG_6885.JPG


ここでは池に映った白馬三山がきれいに見えました。


IMG_6890.JPG


近くには奥社もあります。


IMG_6898.JPG


このあたりの高山植物もきれいです。


IMG_6902.JPG


IMG_6903.JPG


途中、「扇雪渓」で一休みした後さらに登っていくと。


IMG_6904.JPG


IMG_6905.JPG


さらに登ると五竜岳も見えてきます。


IMG_6911.JPG


これは例の「不帰の剣」ですか、かなり手ごわそうです。


IMG_6916.JPG


IMG_6930.JPG


そして気が付けばいつのまにか雲の上にいます。


IMG_6934.JPG


まずは唐松山荘を通過して「唐松岳」を目指します。


IMG_6936.JPG


これから向かう「五竜岳」もきれいに見られました。


IMG_6941.JPG


唐松岳に到着。


IMG_6955.JPG


いやいや登山者の数が半端ないですね。


しかもあとからあとからどんどん人が集まってきます。


ここでは長居はできないため写真を撮ってもらった後は早々に下山します。


おっと、これはコマクサですか。


IMG_6962.JPG


一旦、唐松山荘まで戻りここで昼食をとることとします。


これは唐松山荘から見た唐松岳です。


IMG_6963.JPG


そして次に目指すは本命でもある五竜岳です。


IMG_6965.JPG


ここからは登山客の数はぐんと減りますが、合わせて登山者の質も変わってきます。


お遊びはここまでです。


ヘルメットをつけて身を引き締めることとします。


まずは「牛首」と呼ばれる急峻な岩場を通過します。


IMG_6966.JPG


険しいといっても鎖が補助してくれますので慎重に進めば問題ありません。


IMG_6971.JPG


ただしここから五竜岳までの道のりは注意しなくてはなりません。


IMG_6973.JPG


IMG_6975.JPG


高山植物を横目に進んでいくと。


IMG_6976.JPG


IMG_6977.JPG


五竜山荘まではもう少しです。


IMG_6981.JPG


そして14時前に今日の宿泊予定でもある五竜山荘に到着します。


IMG_6983.JPG


ここで一旦受付を済ました後は、時間もあるので五竜岳へと向かいます。


IMG_6984.JPG


出来れば明日の御来光を五竜岳の頂上でと考えていたのでその下見も兼ねることにしました。


しかしながら天気はといえば今一つ。まあ明日晴れるといいのですが・・・。


なかなかハードなコース取りもあります。


IMG_6986.JPG


IMG_7008.JPG


途中、ここで亡くなった方でしょうか、石碑がありました。


IMG_7009.JPG


ご冥福をお祈りいたします。


後ろを振り返ると五竜山荘が小さく見えました。


IMG_6987.JPG


頂上がみえてきてもう少しです。


IMG_6989.JPG


もう少し。


IMG_6992.JPG


頂上に着きましたがガスがかかっており視界はいまひとつ。


IMG_6995.JPG


一応、記念に写真を撮ってもらいます。


IMG_6997.JPG


IMG_7004.JPG


ここからは八峰キレットを通って鹿島槍ヶ岳まで縦走できるコースもありますが今回は見送らせていただきます。


よって、ここから再び五竜山荘までもどり夕食までの間、外でビールでも飲みながら待つことにします。


IMG_7018.JPG


これは明日、下山のとき通る予定の「遠見尾根」。


IMG_7025.JPG


実は最近、友達の知り合いのご夫婦がここから滑落して亡くなったと聞いています。


こういった何でもないように見えるコースにも意外と落とし穴があるので気をつけたいところです。


それにしても雲海がきれいです。


そしてここから見える五竜岳。


IMG_7043.JPG


やはりかっこいいですね。


夕食はカレー。


IMG_7044.JPG


困ったのは水不足で水が出ないことと、飲料水も買わなければならないことでした。


(ミネラルウォーター500ml、1本700円とのことですがまあ仕方がないか)


IMG_7045.JPG


これは夕暮れ時に小屋の外から見た眺めです。


IMG_7061.JPG


きれいですね。


IMG_7058.JPG


白馬方面への町並みの夜景もこの通り。


IMG_7068.JPG


これは小屋の中にあった案内掲示板となりますが明日は思いのほか、天気は良さそうです。


IMG_7072.JPG


IMG_7073.JPG


そして今日の夜、ペルセウス座流星群が見られるようです。


IMG_7075.JPG


しかもJAXAの方からの直々の説明を受けられるとあって多くの人たちが参加する予定だそうです。


まあ、ただでさえ星がきれいな場所から流星まで見られるとあっては見ない手はないでしょう。


さて翌日3時前に起床し、外に出てみると案の上、多くの人たちが空をみながら解説者の話を聞いていました。


確かにわたしもいくつかの流星や、ゆっくりと進む人工衛星らしきものは確認出来ましたがやはり視線は五竜岳へと向いています。


30分ほど流星鑑賞会に付き合った後は真っ暗な中、単独でヘッドライトとカメラを持参して五竜岳の山頂を目指すことにします。


御来光の予定時刻は5時頃、今は3時半、ここから約1時間で頂上、星もきれいと好条件もそろっています。


そして予定通り約1時間で頂上に。


IMG_7082.JPG


まだ真っ暗でしたが、ヘッドライトを回転させて今この瞬間、ここにいることをアピールさせていただきました。


今日の五竜岳、一番乗りとなります。


そして、ここでしばらく日が出るのを待つことにします。


だんだんあたりが明るくなり。


IMG_7076.JPG


雲海が確認できるようになるころには。


IMG_7080.JPG


IMG_7081.JPG


IMG_7086.JPG


一人、まずは若い男性があとから来ましたので写真を撮っていただきました。


IMG_7090.JPG


IMG_7095.JPG


立山連峰を含めた剣岳も一望できます。


IMG_7096.JPG


もう少し明るくなると。


IMG_7099.JPG


IMG_7107.JPG


あれよあれよと登山客も増えてきました。


時間はたっぷりとあるためお互い、写真を取り合います。


ヘルメットを外してもう一枚。


IMG_7110.JPG


360度視界を遮るものはありません。


IMG_7111.JPG


おっと、これは槍ヶ岳でしょうか。


IMG_7112.JPG


皆さん、ボルテージマックスとなっています。


遠くに富士山も確認出来ました。


IMG_7118.JPG


立山連峰。


IMG_7119.JPG


そして御来光。


IMG_7123.JPG


まさに感動の一瞬です。


IMG_7125.JPG


槍も光があたって輝いています。


IMG_7128.JPG


雲海がいい感じです。


IMG_7134.JPG


IMG_7136.JPG


IMG_7137.JPG


御来光を見た後は五竜山荘まで戻ります。


IMG_7140.JPG


IMG_7141.JPG


IMG_7149.JPG


そして山荘に戻ってきました。


IMG_7155.JPG


ここからもいい眺めです。


IMG_7156.JPG


この後、朝食を食べ。


IMG_7159.JPG


そのあと下山となりますが、周回コースをとりたかったので「遠見尾根」から下山することにしました。


IMG_7162.JPG


これは双耳峰でもある鹿島槍ヶ岳でしょうか。


IMG_7170.JPG


白岳からみた五竜岳と五竜山荘。

IMG_7165.JPG

高山植物もまたきれいです。


IMG_7175.JPG


IMG_7177.JPG


遠見尾根は片側が切れ落ちており、細心の注意が必要です。油断は禁物です。


IMG_7176.JPG


少し下がったところから見た五竜岳方向。


IMG_7179.JPG


IMG_7183.JPG


途中、見晴らしの良い小遠見山を経て。


IMG_7195.JPG


白馬三山を横目に下りていきます。


IMG_7205.JPG


「地蔵の頭」では多くのここで亡くなった方の石碑が並べられていました。


IMG_7210.JPG


IMG_7215.JPG


IMG_7209.JPG


まだ若い山岳部所属だった方も多いようです。


案内表示板。


IMG_7211.JPG


そしてゴンドラ乗り場であるアルプス平へと向かいますが途中、コマクサの群落が目を癒してくれました。


IMG_7222.JPG


IMG_7225.JPG


アルプス平では人工的ではありますが様々な花がきれいに植えられています。


IMG_7227.JPG


IMG_7228.JPG


ゴンドラ乗り場では五竜岳の名前の由来が書いてありましたが、まさか武田家の家紋に似ているところから名付けられているとは思ってもみませんでしたが・・・。


IMG_7232.JPG


さてここ、「アルプス平」からは下の「遠見駅」まで一気にゴンドラで下に向かい長かった旅の終焉へと向かいます。


IMG_7233.JPG


終点の遠見駅についたのは11時頃。


バスの時間までは5時間以上もあります。


こういうときバスだと時間の調整がきかず、歯がゆい感じもしますね。


IMG_7252.JPG


エスカルプラザ。


IMG_7234.JPG


近くのエスカルプラザでまずはお風呂に入りながら、ここで帰りのバスをゆっくり待つことにしました。


IMG_7235.JPG


ここに植えてある花もかなり手入れされており目の保養になります。


IMG_7237.JPG


IMG_7243.JPG


IMG_7245.JPG


IMG_7249.JPG


IMG_7251.JPG


IMG_7255.JPG


帰りのバスはさすがに三連休の最終日とあっては予定よりも大幅に遅れて新宿駅に到着しまたが本当にいい二日間でした。


最近、北岳と白馬岳と連続で天気に恵まれなかったのでなおさらです。


今度は「鹿島槍ヶ岳」へも行きたいところです。


最後にYAMAPで記録した登山履歴とGOPROで編集した動画を載せて終わりにします。


YAMAPで記録した登山履歴


IMG_8895.PNG




(一日目)


IMG_8896.PNG


IMG_8897.PNG


IMG_8898.PNG


(一日目の歩数)


IMG_8902.PNG


(二日目)


IMG_8900.PNG


IMG_8901.PNG


(二日目の歩数)


IMG_8903.PNG


GOPROで編集した動画


(八方池から五竜岳にむけて)




(五竜岳の夕暮れから御来光まで)




アイフォンで撮影した頂上での御来光の様子


この記事へのコメント

プロフィール

性別:
男性
職業:
一級建築士
ウェブサイトURL:
http://takesekkei.jp/
takekoubou@live.jp
takekoubou@live.jp
一言:
建築構造設計を行っています。

趣味は山登りです。

よろしくお願いします。
読者メッセージを送る

過去ログ