白馬三山
7月14日から15日にかけて、まだ行ったことのない白馬岳に行くことにしました。
バスと山荘(白馬山荘)は既に予約はしていたものの、当日は2日共天気が悪いということで直前までキャンセルするかどうか迷っていました。(正直2日共、90%の確率で雨となっていました)
またこの時期、白馬岳の代名詞でもある「大雪渓」が危険のため通行止めとなっています。
しかしながら、この日を除いてはなかなか足を運ぶこともないということと、大雪渓は行けなくともその代わり白馬三山全てを制覇するという新たな目標を立てることによってモチベーションを高めることにしました。
また、白馬岳の近くにある山荘「白馬山荘」は人気が高く、一度は行って見たいというのもありました。
今回は、土曜日の夜11時に新宿都庁前の大型駐車場から出発する毎日アルペン号を利用させていただきました。
この深夜バスを利用する理由は登山に入る前の体力温存というのもありますが、なんといっても下車する地点と翌日乗車する地点を変えられるところが大きな利点だと思います。
下車する地点と異なる地点から乗車することで、簡単に周回コースをとることができるためです。
よって今回もそのようにプランをたてることとし、行きは「猿倉」で下車し、次の日帰るときは「栂池高原」でバスに乗車することとしました。
前置きはこのくらいにして、14日の朝5時頃「猿倉」に到着し、そこから白馬岳を目指すことにしました。
予想通り、「大雪渓」は通行止めとなっています。(あわよくば解除してることを期待していましたがだめでした)
よって「大雪渓」ではなく「白馬槍温泉」の方へと駒を進みます。
しかしながらこの迂回ルート、かなり時間と労力を費やすことが考えられ、少し不安な要素もあったことは事実です。
この分岐をしぶしぶ右に分けることとなります。
今回は天気が良くないとのことなので高山植物にも目を配りたいところです。
これはシモツケソウですか。
こういう変わった花もあります。
タテヤマウツボグサ。
ニッコウキスゲ。
天気が悪いとはいえ一応、頂上らしきものは見えています。
やはりここは雪渓がきれいな山ですね。
これはミヤマキンバイですか。
特にこういった雪渓を横切るときは細心の注意を払います。
確かにところどころクレパスのような割れ目があり、危険個所も多そうです。
ですが、真夏でも全く溶けることがないところが凄いですね。
しばらく登るとまずは「白馬鑓温泉」が見えてきます。
ここでは天然の温泉が湧き出ているようです。
これは足湯ですか。
入浴料を払えば泊まらなくとも温泉に入ることができるようですが今回は時間がないのでパスすることに。
小屋を後にしてしばらく登っていくと。
鎖場も現れますので慎重に進みます。
それにしても高山植物がきれいですね。
高山植物を横目に登っていくと。
「鑓温泉分岐」にたどり着きます。
さらに進むと。
まずは白馬三山の一つ目である「白馬鑓ガ岳」に着きます。
次にこの看板を右に曲がり進んでいくと。
また違った植物が目を引いてきます。
ウルップソウ。
ムシトリスミレ。
そしてあたりはお花畑状態に。
さらに雪渓を見ながら進んでいくと。
白馬三山の二つ目である「杓子岳」に到着します。
ここからは見えるはずの白馬岳がガスがかかっておりはっきりとは見えませんでした。
始終、雨が降っていましたが時折晴れた時点を見計らって写真を撮ります。
これは先ほど登った「杓子岳」です。
雨がやんだとしてもガスがこのように邪魔をしてきます。
白馬岳の頂上が一瞬ですが見えました。これはラッキーです。
おっと、これは貴重なミヤマクロユリですか。
途中、「村営頂上宿舎」を横目に進んでいくと「白馬山荘」まではもう少しとなります。
おっと、ここに雷鳥の親子でしょうか。
ひなが親と一緒にいるのは今回初めて見ることができました。
天気が悪いと雷鳥も警戒感を緩めるのでしょうか。
本当にかわいいですね。
そしてようやく「白馬山荘」に到着。
まさに要塞のごとく大きな山荘です。
時間にして午後の2時くらいでしたが、登り始めてから9時間もたっていることになります。
累積標高差はざっと2300m、体力的にも限界といったところでしょうか。
ここから本命の白馬岳までは15分ほどですが、雨も強まってきたこともあり今日は行かずに山荘で休むことにします。
これは夕食です。
天気が悪いためキャンセル続出かと思いきや、思いのほか宿泊者は大勢いました。
人気があるためか、名だたる有名な方々がこの山荘を訪れているようです。
今回も二人分の寝床を独占できるということでかなりリラックスすることができました。
ここで一晩お世話になったあと次の日は白馬岳の山頂へと向かいます。
天気はといえば小雨がまだ続いているようです。風がないだけまだましか。
山頂ではガスで視界はゼロ。
ですがせっかくなので記念に写真を撮ってもらいます。
ここからは周回コースをとるため栂池高原へと向かいますがここからも花がきれいでした。
途中、「三国峠」を経て。
またも雷鳥親子に遭遇。
君たちはよほど警戒心がないのですか、といいたいところですが・・・。
ですが、危険を察知するとあわててひなを自分のおなかに隠す姿も。
ばればれなんですけどね。
また途中、「小蓮崋山」を経て。
またしても雷鳥を横目に進んでいくと。(一体今日、何羽あったことやら)
「船越の頭」を過ぎ、しばらく歩くと。
比較的見晴らしの良い開けた「白馬大池」にたどり着きます。
そしてここにも花がたくさん見られました。
ここから岩場を少し登った先にあるのは。
「白馬乗鞍岳」です。
また、帰りも雪渓を横切る箇所があるのでロープを使って慎重に降りていきます。
ほどなくして「栂池自然園」にたどり着きます。
ここまでくれば帰りのロープウェイまではもう少しとなります。
そして「栂池山荘」を経て。
ロープウェイ乗り場に到着。
この看板に書いてある山は全てこの2日間で制覇したことになります。
乗り場内には白馬三山のジオラマがあって分かりやすかったです。
ここからゴンドラに乗り換えて一番下の栂池高原までは約30分。
一気にこの旅の終焉へと向かいます。
栂池高原に着いたのは12時半。
ここ15時半発のバスまでビールでも飲みながら時間をつぶすことにします。
今回は最後まで天気にはめぐまれませんでしたが白馬三山を全て回れたということと、念願の白馬山荘に泊まれたということで充実感はありました。
最後にYAMAPで記録した登山履歴とGOPROで編集した登山動画を載せて終わりにしたいと思います。
あと、今回はアイフォンで撮影した雷鳥の親子の様子もありますのでよかったらご覧ください。
YAMAPで記録した登山履歴
https://youtube.com/shorts/IjCfzbrdMHE
(一日目)
(一日目の歩数)
(二日目)
(二日目歩数)
GOPROで編集した動画
https://youtu.be/tSujm2Qv76M
アイフォンで撮影した雷鳥親子
https://youtu.be/50MOHAxzW6o
バスと山荘(白馬山荘)は既に予約はしていたものの、当日は2日共天気が悪いということで直前までキャンセルするかどうか迷っていました。(正直2日共、90%の確率で雨となっていました)
またこの時期、白馬岳の代名詞でもある「大雪渓」が危険のため通行止めとなっています。
しかしながら、この日を除いてはなかなか足を運ぶこともないということと、大雪渓は行けなくともその代わり白馬三山全てを制覇するという新たな目標を立てることによってモチベーションを高めることにしました。
また、白馬岳の近くにある山荘「白馬山荘」は人気が高く、一度は行って見たいというのもありました。
今回は、土曜日の夜11時に新宿都庁前の大型駐車場から出発する毎日アルペン号を利用させていただきました。
この深夜バスを利用する理由は登山に入る前の体力温存というのもありますが、なんといっても下車する地点と翌日乗車する地点を変えられるところが大きな利点だと思います。
下車する地点と異なる地点から乗車することで、簡単に周回コースをとることができるためです。
よって今回もそのようにプランをたてることとし、行きは「猿倉」で下車し、次の日帰るときは「栂池高原」でバスに乗車することとしました。
前置きはこのくらいにして、14日の朝5時頃「猿倉」に到着し、そこから白馬岳を目指すことにしました。
予想通り、「大雪渓」は通行止めとなっています。(あわよくば解除してることを期待していましたがだめでした)
よって「大雪渓」ではなく「白馬槍温泉」の方へと駒を進みます。
しかしながらこの迂回ルート、かなり時間と労力を費やすことが考えられ、少し不安な要素もあったことは事実です。
この分岐をしぶしぶ右に分けることとなります。
今回は天気が良くないとのことなので高山植物にも目を配りたいところです。
これはシモツケソウですか。
こういう変わった花もあります。
タテヤマウツボグサ。
ニッコウキスゲ。
天気が悪いとはいえ一応、頂上らしきものは見えています。
やはりここは雪渓がきれいな山ですね。
これはミヤマキンバイですか。
特にこういった雪渓を横切るときは細心の注意を払います。
確かにところどころクレパスのような割れ目があり、危険個所も多そうです。
ですが、真夏でも全く溶けることがないところが凄いですね。
しばらく登るとまずは「白馬鑓温泉」が見えてきます。
ここでは天然の温泉が湧き出ているようです。
これは足湯ですか。
入浴料を払えば泊まらなくとも温泉に入ることができるようですが今回は時間がないのでパスすることに。
小屋を後にしてしばらく登っていくと。
鎖場も現れますので慎重に進みます。
それにしても高山植物がきれいですね。
高山植物を横目に登っていくと。
「鑓温泉分岐」にたどり着きます。
さらに進むと。
まずは白馬三山の一つ目である「白馬鑓ガ岳」に着きます。
次にこの看板を右に曲がり進んでいくと。
また違った植物が目を引いてきます。
ウルップソウ。
ムシトリスミレ。
そしてあたりはお花畑状態に。
さらに雪渓を見ながら進んでいくと。
白馬三山の二つ目である「杓子岳」に到着します。
ここからは見えるはずの白馬岳がガスがかかっておりはっきりとは見えませんでした。
始終、雨が降っていましたが時折晴れた時点を見計らって写真を撮ります。
これは先ほど登った「杓子岳」です。
雨がやんだとしてもガスがこのように邪魔をしてきます。
白馬岳の頂上が一瞬ですが見えました。これはラッキーです。
おっと、これは貴重なミヤマクロユリですか。
途中、「村営頂上宿舎」を横目に進んでいくと「白馬山荘」まではもう少しとなります。
おっと、ここに雷鳥の親子でしょうか。
ひなが親と一緒にいるのは今回初めて見ることができました。
天気が悪いと雷鳥も警戒感を緩めるのでしょうか。
本当にかわいいですね。
そしてようやく「白馬山荘」に到着。
まさに要塞のごとく大きな山荘です。
時間にして午後の2時くらいでしたが、登り始めてから9時間もたっていることになります。
累積標高差はざっと2300m、体力的にも限界といったところでしょうか。
ここから本命の白馬岳までは15分ほどですが、雨も強まってきたこともあり今日は行かずに山荘で休むことにします。
これは夕食です。
天気が悪いためキャンセル続出かと思いきや、思いのほか宿泊者は大勢いました。
人気があるためか、名だたる有名な方々がこの山荘を訪れているようです。
今回も二人分の寝床を独占できるということでかなりリラックスすることができました。
ここで一晩お世話になったあと次の日は白馬岳の山頂へと向かいます。
天気はといえば小雨がまだ続いているようです。風がないだけまだましか。
山頂ではガスで視界はゼロ。
ですがせっかくなので記念に写真を撮ってもらいます。
ここからは周回コースをとるため栂池高原へと向かいますがここからも花がきれいでした。
途中、「三国峠」を経て。
またも雷鳥親子に遭遇。
君たちはよほど警戒心がないのですか、といいたいところですが・・・。
ですが、危険を察知するとあわててひなを自分のおなかに隠す姿も。
ばればれなんですけどね。
また途中、「小蓮崋山」を経て。
またしても雷鳥を横目に進んでいくと。(一体今日、何羽あったことやら)
「船越の頭」を過ぎ、しばらく歩くと。
比較的見晴らしの良い開けた「白馬大池」にたどり着きます。
そしてここにも花がたくさん見られました。
ここから岩場を少し登った先にあるのは。
「白馬乗鞍岳」です。
また、帰りも雪渓を横切る箇所があるのでロープを使って慎重に降りていきます。
ほどなくして「栂池自然園」にたどり着きます。
ここまでくれば帰りのロープウェイまではもう少しとなります。
そして「栂池山荘」を経て。
ロープウェイ乗り場に到着。
この看板に書いてある山は全てこの2日間で制覇したことになります。
乗り場内には白馬三山のジオラマがあって分かりやすかったです。
ここからゴンドラに乗り換えて一番下の栂池高原までは約30分。
一気にこの旅の終焉へと向かいます。
栂池高原に着いたのは12時半。
ここ15時半発のバスまでビールでも飲みながら時間をつぶすことにします。
今回は最後まで天気にはめぐまれませんでしたが白馬三山を全て回れたということと、念願の白馬山荘に泊まれたということで充実感はありました。
最後にYAMAPで記録した登山履歴とGOPROで編集した登山動画を載せて終わりにしたいと思います。
あと、今回はアイフォンで撮影した雷鳥の親子の様子もありますのでよかったらご覧ください。
YAMAPで記録した登山履歴
https://youtube.com/shorts/IjCfzbrdMHE
(一日目)
(一日目の歩数)
(二日目)
(二日目歩数)
GOPROで編集した動画
https://youtu.be/tSujm2Qv76M
アイフォンで撮影した雷鳥親子
https://youtu.be/50MOHAxzW6o
この記事へのコメント