北岳と間ノ岳とキタダケソウ
6月22日から23日にかけて久しぶりに北岳に行きました。
北岳は標高3193mと富士山に次いで2番目に高い山ということで知られています。
またこの時期、梅雨時の今しか見られない貴重な「キタダケソウ」を見るのも目的の一つとなります。
天気予報ではあまり天気が良くなかったものの、22日の土曜日だけは何とかなるということで急遽、北岳山荘に予約を入れました。
実は少し前までは予約で一杯になっていましたが、天気予報次第ではこのように直前のキャンセルが続出し、いとも簡単に予約がとれてしまうのです。
最近はコロナ以降、どの山小屋も宿泊者を制限しているため予約をとるのが至難の業となっているようですがこういう裏技も考えた方がいいかもしれません。
皆さん、意外にも天気に敏感な人たちが多いようです。
実際、この日の宿泊者は定員の1割にも満たなかったのではないでしょうか。
前置きはこのくらいにしてまずはマイカーで前の晩から出発し、朝一番で「芦安」の駐車場に着くようにします。
ここが芦安駐車場です。
そこからはバスに乗り継いで北岳の登山口である広河原へと向かいます。
ここが芦安の広河原行きのバス乗り場です。
「芦安駐車場」から「広河原」まではバスで約1時間。
「芦安駐車場」5時15分出発の始発に乗って「広河原」には6時15分に到着します。
これは広河原から見える北岳。
今日は天気にも恵まれ、快適な登山ができそうです。
ここを曲がると北岳の登山道に入ります。
この橋を渡るのは久しぶりですね。
今は「大樺沢コース」が通行止めとなっているため「白根御池コース」をたどります。
しばらく進むと「白根御池小屋」に到着します。
ここから見える北岳。
雪渓もまだ残っておりいい感じです。
近くにある「白根御池」を通り過ぎると。
これはハクサンイチゲ。
キタダケソウとかなり似ていますが違う種となります。
これはシナノキンバイ。
これは苔梅。
北岳はこのように高山植物の宝庫としても知られていますが今が一番のピークではないでしょうか。
新緑の中を進んでいくと。
まず目に飛び込んでくるのは鳳凰三山です。
特徴のオベリスクも確認出来ます。
富士山もこの通り顔をのぞかせてくれました。
これは仙丈ケ岳。
その隣には甲斐駒ヶ岳。
富士山がこのようにはっきり見えるようになると。
小屋の一つである「北岳の肩」に到着します。
看板に”北岳に来ただけ”と書いてありますが、今回は「間ノ岳」にも行く予定です。
そうです、実は天気予報では次の日は100%雨ということなので、できれば今日一日で隣にある「間ノ岳」にも行きたいと思っていました。
遠くにうっすらと北アルプスも確認出来ました。
「北岳の肩」がだんだんと小さく見えるようになり。
「鳳凰三山」もきれいに見られるようになるころには。
北岳に到着します。
時間にして11時位でしたので間ノ岳に行く時間は十分あります。
富士山もきれいに見られました。
アップでもう一枚。
記念に写真を撮ってもらいました。
さて、次に向かうは「間ノ岳」です。
「間ノ岳」は「北岳」に隠れて目立ちませんが、実は日本で3番目に高い山となっています。
3番目に高い山は実はもう1座あってもう一つはあの有名な「奥穂高岳」というのも目立たない理由なのでしょう。
途中、今日泊まる予定の北岳山荘をひとまず通り過ぎ。
ここから見える北岳もかっこいいこと。
途中、「中白峰山」を通過し。
間ノ岳の方向へ進んでいきますがなかなか頂上が確認できません。
この登ってきた稜線、いいですね。
雪渓と富士山。
間ノ岳到着です。
ここでも記念に写真を撮ってもらいます。
これで今日一日で日本のNo.2とNo3の両方の頂を踏んだことになります。
そしてこれが今しか見ることのできないキタダケソウです。
特に北岳から間ノ岳に向かう登山道で数多く見られました。
実際にこの時期、これを見るためだけに北岳に登ってこられた方も見受けられました。
さて、天気も下り坂になってきたため、早々に北岳山荘に戻ることにします。
山荘に着いたのは午後3時半ごろ。
受付で聞いたところ、今日泊まる人は全部で15名足らずということ。
やはり大多数の人は天気が悪いということでキャンセルしたみたいです。
実にもったいない、と思うのは私だけでしょうか。
今日はこの部屋を丸ごと独占させてもらいます。
これは部屋から見た富士山ですが、天気がやばそうです。
小屋の裏にはこのようにまだ雪がかなり残っていました。
6時に夕食。
明日の天気は100%雨、しかも風もかなり強まるということで夕食を食べながら山荘の御主人と明日の下山の作戦会議を行います。
やはりこの天気では八本歯のコル方面へは危険度が伴うため一旦、北岳頂上を経由してピストンで下山した方がいいとのこと。
案の上、翌日は強い雨風がやまず、完全防備の元、山頂経由で下山することにしました。
確かに雨もさることながら風が強くてしばらく歩けなくなることも。
特に山頂では風がかなり強く、視界も皆無でした。
よって今日はただの通り道となります。
これは途中の白根御池小屋の様子ですが登山道が滝のように始終、水が流れていました。
最初に通った吊り橋まで戻った時には正直ほっとしました。
10時に広河原に到着するもバスに乗れたのは12時頃。
実は「広河原」から「芦安駐車場」行きのバスも、道路の状態が悪く少し足止めされていましたが何とか乗ることができました。
ここで足止めでもされたらどうしようもありませんからね。
こうして無事、北岳、間ノ岳を縦走し、おまけにキタダケソウまで見ることができました。
最後にYAMAPで記録した登山履歴とGOPRO編集動画を載せて終わりたいと思います。
YAMAPで記録した登山履歴
https://youtube.com/shorts/EYo3E6r54Qc
(一日目)
一日目の歩数
(二日目)
二日目の歩数
GOPROで編集した動画
https://youtu.be/O38Qza_mg5M
アイフォンで撮影した北岳頂上からの映像
https://youtu.be/dTsN6-VV1WI
北岳は標高3193mと富士山に次いで2番目に高い山ということで知られています。
またこの時期、梅雨時の今しか見られない貴重な「キタダケソウ」を見るのも目的の一つとなります。
天気予報ではあまり天気が良くなかったものの、22日の土曜日だけは何とかなるということで急遽、北岳山荘に予約を入れました。
実は少し前までは予約で一杯になっていましたが、天気予報次第ではこのように直前のキャンセルが続出し、いとも簡単に予約がとれてしまうのです。
最近はコロナ以降、どの山小屋も宿泊者を制限しているため予約をとるのが至難の業となっているようですがこういう裏技も考えた方がいいかもしれません。
皆さん、意外にも天気に敏感な人たちが多いようです。
実際、この日の宿泊者は定員の1割にも満たなかったのではないでしょうか。
前置きはこのくらいにしてまずはマイカーで前の晩から出発し、朝一番で「芦安」の駐車場に着くようにします。
ここが芦安駐車場です。
そこからはバスに乗り継いで北岳の登山口である広河原へと向かいます。
ここが芦安の広河原行きのバス乗り場です。
「芦安駐車場」から「広河原」まではバスで約1時間。
「芦安駐車場」5時15分出発の始発に乗って「広河原」には6時15分に到着します。
これは広河原から見える北岳。
今日は天気にも恵まれ、快適な登山ができそうです。
ここを曲がると北岳の登山道に入ります。
この橋を渡るのは久しぶりですね。
今は「大樺沢コース」が通行止めとなっているため「白根御池コース」をたどります。
しばらく進むと「白根御池小屋」に到着します。
ここから見える北岳。
雪渓もまだ残っておりいい感じです。
近くにある「白根御池」を通り過ぎると。
これはハクサンイチゲ。
キタダケソウとかなり似ていますが違う種となります。
これはシナノキンバイ。
これは苔梅。
北岳はこのように高山植物の宝庫としても知られていますが今が一番のピークではないでしょうか。
新緑の中を進んでいくと。
まず目に飛び込んでくるのは鳳凰三山です。
特徴のオベリスクも確認出来ます。
富士山もこの通り顔をのぞかせてくれました。
これは仙丈ケ岳。
その隣には甲斐駒ヶ岳。
富士山がこのようにはっきり見えるようになると。
小屋の一つである「北岳の肩」に到着します。
看板に”北岳に来ただけ”と書いてありますが、今回は「間ノ岳」にも行く予定です。
そうです、実は天気予報では次の日は100%雨ということなので、できれば今日一日で隣にある「間ノ岳」にも行きたいと思っていました。
遠くにうっすらと北アルプスも確認出来ました。
「北岳の肩」がだんだんと小さく見えるようになり。
「鳳凰三山」もきれいに見られるようになるころには。
北岳に到着します。
時間にして11時位でしたので間ノ岳に行く時間は十分あります。
富士山もきれいに見られました。
アップでもう一枚。
記念に写真を撮ってもらいました。
さて、次に向かうは「間ノ岳」です。
「間ノ岳」は「北岳」に隠れて目立ちませんが、実は日本で3番目に高い山となっています。
3番目に高い山は実はもう1座あってもう一つはあの有名な「奥穂高岳」というのも目立たない理由なのでしょう。
途中、今日泊まる予定の北岳山荘をひとまず通り過ぎ。
ここから見える北岳もかっこいいこと。
途中、「中白峰山」を通過し。
間ノ岳の方向へ進んでいきますがなかなか頂上が確認できません。
この登ってきた稜線、いいですね。
雪渓と富士山。
間ノ岳到着です。
ここでも記念に写真を撮ってもらいます。
これで今日一日で日本のNo.2とNo3の両方の頂を踏んだことになります。
そしてこれが今しか見ることのできないキタダケソウです。
特に北岳から間ノ岳に向かう登山道で数多く見られました。
実際にこの時期、これを見るためだけに北岳に登ってこられた方も見受けられました。
さて、天気も下り坂になってきたため、早々に北岳山荘に戻ることにします。
山荘に着いたのは午後3時半ごろ。
受付で聞いたところ、今日泊まる人は全部で15名足らずということ。
やはり大多数の人は天気が悪いということでキャンセルしたみたいです。
実にもったいない、と思うのは私だけでしょうか。
今日はこの部屋を丸ごと独占させてもらいます。
これは部屋から見た富士山ですが、天気がやばそうです。
小屋の裏にはこのようにまだ雪がかなり残っていました。
6時に夕食。
明日の天気は100%雨、しかも風もかなり強まるということで夕食を食べながら山荘の御主人と明日の下山の作戦会議を行います。
やはりこの天気では八本歯のコル方面へは危険度が伴うため一旦、北岳頂上を経由してピストンで下山した方がいいとのこと。
案の上、翌日は強い雨風がやまず、完全防備の元、山頂経由で下山することにしました。
確かに雨もさることながら風が強くてしばらく歩けなくなることも。
特に山頂では風がかなり強く、視界も皆無でした。
よって今日はただの通り道となります。
これは途中の白根御池小屋の様子ですが登山道が滝のように始終、水が流れていました。
最初に通った吊り橋まで戻った時には正直ほっとしました。
10時に広河原に到着するもバスに乗れたのは12時頃。
実は「広河原」から「芦安駐車場」行きのバスも、道路の状態が悪く少し足止めされていましたが何とか乗ることができました。
ここで足止めでもされたらどうしようもありませんからね。
こうして無事、北岳、間ノ岳を縦走し、おまけにキタダケソウまで見ることができました。
最後にYAMAPで記録した登山履歴とGOPRO編集動画を載せて終わりたいと思います。
YAMAPで記録した登山履歴
https://youtube.com/shorts/EYo3E6r54Qc
(一日目)
一日目の歩数
(二日目)
二日目の歩数
GOPROで編集した動画
https://youtu.be/O38Qza_mg5M
アイフォンで撮影した北岳頂上からの映像
https://youtu.be/dTsN6-VV1WI
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