大キレットを経由して北穂高岳へ
さて、前回のブログの続きおなりますが、前日の槍ヶ岳登山のあとは本命である大キレットへ向かうことにします。
幸い、午前中までは天気が持つということなので朝5時の朝食を食べ終えたあとすぐに小屋を出ることにしました。
外を見ると晴れています。
これは朝の朝食。
本当ならば昨日、眺望がいま一つであった槍ヶ岳に朝方、再度登ろうかとも考えていましたがなるべく時間のロスを避けようと今回はパスすることにします。
まずは槍ヶ岳山荘まで登った後、槍ヶ岳とは反対方面へと向かいます。
朝日にあたっていい感じです。
今行くと頂上から最高の景色が見れたであろうと思いますが泣く泣くここを離れることにします。
向かう先は大キレットへ。
しかしながらどこから見ても槍ヶ岳はきれいですね。
登山者があこがれるのもうなづけます。
まずは大喰岳(オオバミダケ)に到着。
この山はいたって地味ですが、日本の高い山で10番目に位置しています。
ここまで来ると人も少なくなり、眺望も別次元となってきます。
さらに進んでいくと。
梯子を通過して。
この稜線がすばらしい。
中岳に到着です。
次に向かうは南岳。
後ろを振り返るとまた槍もかっこいいこと。
まさにここに来た者だけが堪能できる景色です。
笠ヶ岳。
高山植物もこの通りです。
そして南岳到着。
記念に写真を撮ってもらいます。
そしてここから南岳小屋へ向かう途中で偶然にも大学の時の友人とばったりすれ違うというハプニングが。
実に30年以来の再開となったわけですが、お互いフェイスブック等のやりとりがあったためかすぐさま認識することができました。
お互い山が好きとこういうことでこういったことが実際に起こりうるんだと思わずにはいられませんでした。
話を伺うと上高地から前穂経由で北穂に来てそこで泊まった後、大キレットを通ってここまで来たとのこと。
まさかこんなところでばったり会うとは考えてもみませんでしたが・・・。
そしてすぐに南岳小屋に到着です。
さて、大キレットはここからが本番となります。
この近くに大キレットを見渡せる展望台があるので覗かせていただくと。
なかなか手ごわそうです。
この息を飲むほどの景色、これが見たかったんだと。そして期待と不安が頭をよぎります。
大キレットの先には北穂高小屋が小さく見えました。
これは上から見た南岳小屋。
まさに絶景ですね。
ここからは一般登山道ですが看板はあまりなく、こういったペイント文字を頼りに進むことになります。
ですが、〇や→といった行先を示す表示がいたるところに存在するため道に迷うことはまずありません。
後ろはといえばこれもまた絶景です。
2つの梯子を下りてしばらく進むと最低鞍部にたどり着きます。
そこから長谷川ピークに向けて急登を登り返しますが、ほどなくして長谷川ピークに。
ちょうど登山者が先に来て休んでいましたので写真を撮ってもらいます。
この長谷川ピークの名前の由来も、かつて長谷川さんという学生がこの辺りで遭難してけがを負ったところから名付けられたみたいです。
長谷川さんもここまで有名になろうとは思わなかったに違いありませんが・・・・。
本当の難所はこれからですので気合を入れて進むことにします。
それにしても山がきれいです。
ほどなくしてA沢のコルに到着。
ここは唯一、リュックが下せる地点ともいわれています。
そしてここからまた急登となります。
絶景を堪能しながら登っていきます。
そして長谷川ピークに続いて2番目に難所となる飛騨泣きにたどり着きます。
10m程の岩を鎖を使って登っていくわけですが、飛騨側がすっぱり切れ落ちており、落ちるとまず助からないといったところから名付けられたようです。
しかし、これは何なくクリア。
トラバース。
後ろの槍はだんだん小さくなってきます。
そして北穂まであと200mという文字が。
実際、ここからが急登で思ったより長く感じます。
しかしながらもう先が見えているので景色を堪能しながらゆっくりと登っていきます。
この稜線の素晴らしいこと。
北穂岳小屋が見えてきました。
ここから槍もきれいに見えます。
そして到着。
時間にして10時半ですのでコースタイムより2時間ほど早く着いたことになります。(少し頑張りすぎたかな)
チェックインが11時からでしたのでそれまで外のデッキでビールを飲みながら待つことにします。
あと、忘れてならないのがこの小屋から30秒ほどで北穂高岳に。
記念に写真を撮ってもらいます。
運がいいのか、この小屋にたどり着いたとたん、雲行きが怪しくなって視界がたちまちゼロに。
チェックインしてからも時間はたっぷりとあるため、今日は一日この小屋で休むことにしました。
台風のためか、キャンセルする人も多く、私はこの二人分のスペースを独占できるとのこと。
本当はこれほど早く小屋に着くことは想定していなかったため、次の小屋である穂高山荘に泊まればよかったかと後悔もしましたが、ここで欲張らず、次回の楽しみにとっておくのもいいのかと。
まあ、初めてのルートということもあるので今日はここでゆっくりさせていただきます。
(この前の西穂高山荘のときもそんな感じでしたが・・・)
この有り余る時間の中、デッキでひたすらシャッターチャンスを待つことにしました。
始終、ガスがかかっていましたが、時折晴れた瞬間を狙います。
そして夕食。
ここでは豚の生姜焼きが定番だそうです。
そしてここで一晩泊まった後、朝食です。
今日は専ら、上高地まで下山するだけなのでゆっくり支度をして山を下りることにします。
ですが、ガスがかかっており、途中南鐐ルートといった手ごわい箇所もあるので細心の注意をしながら降りていきます。
梯子もあります。
唐沢小屋が見えてきました。
唐沢小屋でひとまず休憩をとります。
台風の影響なのか天気はいま一つです。
テントの数も比較的少ない感じがします。
そこから横尾まで下ってあとはだらだらと上高地へ向かって進むことになります。
途中、迫力のある屏風岩を通過し、徳沢、明神を経て上高地まで戻ります。
河童橋まで戻ってきました。
時間は12時半でしたのでバスの時間(16時10分)までここでお風呂に入ったり買い物をしたりしながら時間をつぶします。
焼岳も。
バスに乗ったあとは運転者まかせで新宿までゆっくりさせていただきました。
このさわやか信州号、絶対に使わない手はありませんね。
今回は運が良かったのか終始、いい眺望を見させていただきましたが、いつもこうだとは限りません。
少しでも危険を感じたら引き返したり、予定を変更することも必要だと感じました。
最後にYAMAPで記録した登山履歴とGOPROで編集した動画を載せて終わりたいと思います。
(一日目)
(2日目)
(3日目)
全体編集動画(ダイジェスト版)
https://youtu.be/rhAltp04IlI
大キレット編集動画(ダイジェスト版)
https://youtu.be/X9qTpAGpsV8
大キレット編 ①~⑦(編集無し)
① https://youtu.be/atOIyLG2mLI
② https://youtu.be/EDKRImPy9GE
③ https://youtu.be/ASXNASjO3tM (Hピーク取り付き部)
④ https://youtu.be/QuDq1BXo0Mc (Hピーク核心部)
⑤ https://youtu.be/RR3GJvQAE6I (A沢のコル)
⑥ https://youtu.be/mdK_1JuUBIE
⑦ https://youtu.be/1sRrpDV2NNE (飛騨泣き)
幸い、午前中までは天気が持つということなので朝5時の朝食を食べ終えたあとすぐに小屋を出ることにしました。
外を見ると晴れています。
これは朝の朝食。
本当ならば昨日、眺望がいま一つであった槍ヶ岳に朝方、再度登ろうかとも考えていましたがなるべく時間のロスを避けようと今回はパスすることにします。
まずは槍ヶ岳山荘まで登った後、槍ヶ岳とは反対方面へと向かいます。
朝日にあたっていい感じです。
今行くと頂上から最高の景色が見れたであろうと思いますが泣く泣くここを離れることにします。
向かう先は大キレットへ。
しかしながらどこから見ても槍ヶ岳はきれいですね。
登山者があこがれるのもうなづけます。
まずは大喰岳(オオバミダケ)に到着。
この山はいたって地味ですが、日本の高い山で10番目に位置しています。
ここまで来ると人も少なくなり、眺望も別次元となってきます。
さらに進んでいくと。
梯子を通過して。
この稜線がすばらしい。
中岳に到着です。
次に向かうは南岳。
後ろを振り返るとまた槍もかっこいいこと。
まさにここに来た者だけが堪能できる景色です。
笠ヶ岳。
高山植物もこの通りです。
そして南岳到着。
記念に写真を撮ってもらいます。
そしてここから南岳小屋へ向かう途中で偶然にも大学の時の友人とばったりすれ違うというハプニングが。
実に30年以来の再開となったわけですが、お互いフェイスブック等のやりとりがあったためかすぐさま認識することができました。
お互い山が好きとこういうことでこういったことが実際に起こりうるんだと思わずにはいられませんでした。
話を伺うと上高地から前穂経由で北穂に来てそこで泊まった後、大キレットを通ってここまで来たとのこと。
まさかこんなところでばったり会うとは考えてもみませんでしたが・・・。
そしてすぐに南岳小屋に到着です。
さて、大キレットはここからが本番となります。
この近くに大キレットを見渡せる展望台があるので覗かせていただくと。
なかなか手ごわそうです。
この息を飲むほどの景色、これが見たかったんだと。そして期待と不安が頭をよぎります。
大キレットの先には北穂高小屋が小さく見えました。
これは上から見た南岳小屋。
まさに絶景ですね。
ここからは一般登山道ですが看板はあまりなく、こういったペイント文字を頼りに進むことになります。
ですが、〇や→といった行先を示す表示がいたるところに存在するため道に迷うことはまずありません。
後ろはといえばこれもまた絶景です。
2つの梯子を下りてしばらく進むと最低鞍部にたどり着きます。
そこから長谷川ピークに向けて急登を登り返しますが、ほどなくして長谷川ピークに。
ちょうど登山者が先に来て休んでいましたので写真を撮ってもらいます。
この長谷川ピークの名前の由来も、かつて長谷川さんという学生がこの辺りで遭難してけがを負ったところから名付けられたみたいです。
長谷川さんもここまで有名になろうとは思わなかったに違いありませんが・・・・。
本当の難所はこれからですので気合を入れて進むことにします。
それにしても山がきれいです。
ほどなくしてA沢のコルに到着。
ここは唯一、リュックが下せる地点ともいわれています。
そしてここからまた急登となります。
絶景を堪能しながら登っていきます。
そして長谷川ピークに続いて2番目に難所となる飛騨泣きにたどり着きます。
10m程の岩を鎖を使って登っていくわけですが、飛騨側がすっぱり切れ落ちており、落ちるとまず助からないといったところから名付けられたようです。
しかし、これは何なくクリア。
トラバース。
後ろの槍はだんだん小さくなってきます。
そして北穂まであと200mという文字が。
実際、ここからが急登で思ったより長く感じます。
しかしながらもう先が見えているので景色を堪能しながらゆっくりと登っていきます。
この稜線の素晴らしいこと。
北穂岳小屋が見えてきました。
ここから槍もきれいに見えます。
そして到着。
時間にして10時半ですのでコースタイムより2時間ほど早く着いたことになります。(少し頑張りすぎたかな)
チェックインが11時からでしたのでそれまで外のデッキでビールを飲みながら待つことにします。
あと、忘れてならないのがこの小屋から30秒ほどで北穂高岳に。
記念に写真を撮ってもらいます。
運がいいのか、この小屋にたどり着いたとたん、雲行きが怪しくなって視界がたちまちゼロに。
チェックインしてからも時間はたっぷりとあるため、今日は一日この小屋で休むことにしました。
台風のためか、キャンセルする人も多く、私はこの二人分のスペースを独占できるとのこと。
本当はこれほど早く小屋に着くことは想定していなかったため、次の小屋である穂高山荘に泊まればよかったかと後悔もしましたが、ここで欲張らず、次回の楽しみにとっておくのもいいのかと。
まあ、初めてのルートということもあるので今日はここでゆっくりさせていただきます。
(この前の西穂高山荘のときもそんな感じでしたが・・・)
この有り余る時間の中、デッキでひたすらシャッターチャンスを待つことにしました。
始終、ガスがかかっていましたが、時折晴れた瞬間を狙います。
そして夕食。
ここでは豚の生姜焼きが定番だそうです。
そしてここで一晩泊まった後、朝食です。
今日は専ら、上高地まで下山するだけなのでゆっくり支度をして山を下りることにします。
ですが、ガスがかかっており、途中南鐐ルートといった手ごわい箇所もあるので細心の注意をしながら降りていきます。
梯子もあります。
唐沢小屋が見えてきました。
唐沢小屋でひとまず休憩をとります。
台風の影響なのか天気はいま一つです。
テントの数も比較的少ない感じがします。
そこから横尾まで下ってあとはだらだらと上高地へ向かって進むことになります。
途中、迫力のある屏風岩を通過し、徳沢、明神を経て上高地まで戻ります。
河童橋まで戻ってきました。
時間は12時半でしたのでバスの時間(16時10分)までここでお風呂に入ったり買い物をしたりしながら時間をつぶします。
焼岳も。
バスに乗ったあとは運転者まかせで新宿までゆっくりさせていただきました。
このさわやか信州号、絶対に使わない手はありませんね。
今回は運が良かったのか終始、いい眺望を見させていただきましたが、いつもこうだとは限りません。
少しでも危険を感じたら引き返したり、予定を変更することも必要だと感じました。
最後にYAMAPで記録した登山履歴とGOPROで編集した動画を載せて終わりたいと思います。
(一日目)
(2日目)
(3日目)
全体編集動画(ダイジェスト版)
https://youtu.be/rhAltp04IlI
大キレット編集動画(ダイジェスト版)
https://youtu.be/X9qTpAGpsV8
大キレット編 ①~⑦(編集無し)
① https://youtu.be/atOIyLG2mLI
② https://youtu.be/EDKRImPy9GE
③ https://youtu.be/ASXNASjO3tM (Hピーク取り付き部)
④ https://youtu.be/QuDq1BXo0Mc (Hピーク核心部)
⑤ https://youtu.be/RR3GJvQAE6I (A沢のコル)
⑥ https://youtu.be/mdK_1JuUBIE
⑦ https://youtu.be/1sRrpDV2NNE (飛騨泣き)
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