常念岳
念願の北アルプスの「常念岳」に行ってきました。
「常念岳」は「安曇野」の西に連なる「常念山脈」の盟主であり、ここから見渡す「穂高岳」や「槍ヶ岳」をはじめとする主要な北アルプスの大パノラマに言葉を失うくらいの眺望が得られる山として知られています。
実際、頂上からの眺望をみた後の感想としてはまったくその通りといってもよいでしょう。
7月25日(金曜日)の夜家を出発して、目的地の常念岳登山口にあたる「一ノ沢」駐車場に着いたのは夜中の3時ごろ。
それでも駐車場の空きを見つけるのに苦労しました。
ちなみに日があけてからではもう、車道の脇以外は止めるところはありませんでした。
いつも思うのですが山の中での星空のきれいなこと。
天の川まではっきり見られました。
駐車場でしばし仮眠をとりますが、朝の5時くらいから登る人たちの準備でいやがおうにも目を起こされます。
準備を終え、出発したのは朝の6時半ごろ。
しばらく車道を歩くと「一ノ沢補導所」にたどり着きますが、タクシー等利用する方はここまで乗り入れることができるそうです。
そしてここからが本格的な登山道となりますが、最初は比較的なだらかな斜面を登ることとなります。
最初は「山の神」と呼ばれるトチの大木がお迎えです。
途中このような川を丸太の橋を使って幾度も渡ります。
下から見た常念岳(ただし頂上はまだみえてない)
北アルプスだけにこれが延々と続くわけがないと思いながらしばらく登っていきますといきなり大きな雪渓が。
夏のまっただ中にこれほど大きな雪渓があるとは、と思いながらもその雪渓を過ぎた途端、頂上へのベクトルが一気に上昇することに。
そう、これがうわさの「胸突八丁」。
ジグザグながらもほとんど垂直に近いと思われる梯子調の坂道を登っていくことになります。
そして、あっというまに先ほどの雪渓が小さくなって高度感が増していきます。
ところどころ滑落注意と看板がありますのでここは慎重にいった方が良いでしょう。
胸突八丁を終えても急な斜面は続き、3つの休憩ベンチを経た後、11時半頃、ようやく「常念乗越」にたどり着きました。
そしてここから見える壮大な景観に思わずうなってしまいます。
北アルプスの槍ガ岳をはじめとする穂高連邦がここにきて初めて顔を出すからです。
そして反対方向にはこれから登らんとする常念岳が大きくそびえたっています。
また、別の方向には大天井岳が見えます。
しばらくこの壮大な景観に酔いしれながら、昼食をとり、そして今晩泊まる予定の「常念小屋」の受付を済まします。
常念小屋と槍ガ岳。
ただし、今この時期、一番混んでいるシーズンということもあって、1つの布団に2人詰めて寝ることになるそうです。
今回、山小屋に泊まるのが人生で初ということもありますが、少しこれはハードル高くないか。
と思いながらもそれはさておき、まずは荷物を減らして頂上を目指すことに。
下から見るとおそらく1時間程度で登れるだろうと思っていましたが、頂上に思えた地点が実は頂上ではなく、まだ後ろにもう一つの頂が隠れていたこともあって、
1時間半は頂上までかかってしまいました。
おそらくみなさん騙されていたことでしょう。
幸いにも途中、かわいらしいライチョウが顔を出していましたが、ライチョウは登山者のアイドル的存在なのか皆さん一斉にカメラを向けられていました。
わたしも追っかけの一人ですが。
頂上は360°遮ることのないパノラマが広がっており、しばらくそこで景色を堪能します。
頂上、2857m。
みなさん思い思いに写真を撮っています。
槍ヶ岳もさることながら、先ほど小屋からは見えなかった燕岳(つばくろだけ)や立山連邦もきれいに見ることができました。
中央が燕岳、その左奥が立山連邦。
これは安曇野平野でしょうか。
槍はどこからとっても絵になります。
頂上から見た眺望です(アイフォンで撮影)
一端小屋まで戻るとちょうど夕飯の時間。
食事はよかったけれども、やはりなんといっても寝る場所です。
山小屋ですので贅沢はできないとのことですが、やはり1畳のスペースに2人とは詰め込みすぎです。
話に聞くと、定員200人のところ今日は400人以上来ているとのこと。
しかしこれは予約の入っている人数なのでまだまだ増えるかもとのこと。
寝るスペースは廊下以外、食堂、談話室までびっしりふとんが敷き詰められており、少し異様な感じがしました。
まあ、寝られるスペースだけ確保できていればいいのかもしれないですね。
正直夜は、暑いし、寝返りもうてないし、高山病で気分悪いし、トイレに行こうにも人を踏んでしまうかもしれないし、と悪いことだらけでした。
混んでいなければおそらく快適なのでしょうけど、これは受付を拒否できない山小屋の宿命なのでしょうか。
まあ、こんな経験をしてまでもやはり山に来たいという登山者たちの執念が感じ取れました。
ちなみにテントを持ち込めば1人700円で近くにテントで寝ることもできるそうですが今はまだハードルが高すぎます。
翌日、6時半ごろ小屋を出て駐車場まで戻りますが、やはり下りでも「胸突八丁」を降りていくるときはどきどきしますね。
そして小屋から3時間ほどで駐車場に到着。
帰りは近くの日帰り温泉、「ほりでーゆー」でゆっくり汗を流してから帰ります。
「常念岳」は「安曇野」の西に連なる「常念山脈」の盟主であり、ここから見渡す「穂高岳」や「槍ヶ岳」をはじめとする主要な北アルプスの大パノラマに言葉を失うくらいの眺望が得られる山として知られています。
実際、頂上からの眺望をみた後の感想としてはまったくその通りといってもよいでしょう。
7月25日(金曜日)の夜家を出発して、目的地の常念岳登山口にあたる「一ノ沢」駐車場に着いたのは夜中の3時ごろ。
それでも駐車場の空きを見つけるのに苦労しました。
ちなみに日があけてからではもう、車道の脇以外は止めるところはありませんでした。
いつも思うのですが山の中での星空のきれいなこと。
天の川まではっきり見られました。
駐車場でしばし仮眠をとりますが、朝の5時くらいから登る人たちの準備でいやがおうにも目を起こされます。
準備を終え、出発したのは朝の6時半ごろ。
しばらく車道を歩くと「一ノ沢補導所」にたどり着きますが、タクシー等利用する方はここまで乗り入れることができるそうです。
そしてここからが本格的な登山道となりますが、最初は比較的なだらかな斜面を登ることとなります。
最初は「山の神」と呼ばれるトチの大木がお迎えです。
途中このような川を丸太の橋を使って幾度も渡ります。
下から見た常念岳(ただし頂上はまだみえてない)
北アルプスだけにこれが延々と続くわけがないと思いながらしばらく登っていきますといきなり大きな雪渓が。
夏のまっただ中にこれほど大きな雪渓があるとは、と思いながらもその雪渓を過ぎた途端、頂上へのベクトルが一気に上昇することに。
そう、これがうわさの「胸突八丁」。
ジグザグながらもほとんど垂直に近いと思われる梯子調の坂道を登っていくことになります。
そして、あっというまに先ほどの雪渓が小さくなって高度感が増していきます。
ところどころ滑落注意と看板がありますのでここは慎重にいった方が良いでしょう。
胸突八丁を終えても急な斜面は続き、3つの休憩ベンチを経た後、11時半頃、ようやく「常念乗越」にたどり着きました。
そしてここから見える壮大な景観に思わずうなってしまいます。
北アルプスの槍ガ岳をはじめとする穂高連邦がここにきて初めて顔を出すからです。
そして反対方向にはこれから登らんとする常念岳が大きくそびえたっています。
また、別の方向には大天井岳が見えます。
しばらくこの壮大な景観に酔いしれながら、昼食をとり、そして今晩泊まる予定の「常念小屋」の受付を済まします。
常念小屋と槍ガ岳。
ただし、今この時期、一番混んでいるシーズンということもあって、1つの布団に2人詰めて寝ることになるそうです。
今回、山小屋に泊まるのが人生で初ということもありますが、少しこれはハードル高くないか。
と思いながらもそれはさておき、まずは荷物を減らして頂上を目指すことに。
下から見るとおそらく1時間程度で登れるだろうと思っていましたが、頂上に思えた地点が実は頂上ではなく、まだ後ろにもう一つの頂が隠れていたこともあって、
1時間半は頂上までかかってしまいました。
おそらくみなさん騙されていたことでしょう。
幸いにも途中、かわいらしいライチョウが顔を出していましたが、ライチョウは登山者のアイドル的存在なのか皆さん一斉にカメラを向けられていました。
わたしも追っかけの一人ですが。
頂上は360°遮ることのないパノラマが広がっており、しばらくそこで景色を堪能します。
頂上、2857m。
みなさん思い思いに写真を撮っています。
槍ヶ岳もさることながら、先ほど小屋からは見えなかった燕岳(つばくろだけ)や立山連邦もきれいに見ることができました。
中央が燕岳、その左奥が立山連邦。
これは安曇野平野でしょうか。
槍はどこからとっても絵になります。
頂上から見た眺望です(アイフォンで撮影)
一端小屋まで戻るとちょうど夕飯の時間。
食事はよかったけれども、やはりなんといっても寝る場所です。
山小屋ですので贅沢はできないとのことですが、やはり1畳のスペースに2人とは詰め込みすぎです。
話に聞くと、定員200人のところ今日は400人以上来ているとのこと。
しかしこれは予約の入っている人数なのでまだまだ増えるかもとのこと。
寝るスペースは廊下以外、食堂、談話室までびっしりふとんが敷き詰められており、少し異様な感じがしました。
まあ、寝られるスペースだけ確保できていればいいのかもしれないですね。
正直夜は、暑いし、寝返りもうてないし、高山病で気分悪いし、トイレに行こうにも人を踏んでしまうかもしれないし、と悪いことだらけでした。
混んでいなければおそらく快適なのでしょうけど、これは受付を拒否できない山小屋の宿命なのでしょうか。
まあ、こんな経験をしてまでもやはり山に来たいという登山者たちの執念が感じ取れました。
ちなみにテントを持ち込めば1人700円で近くにテントで寝ることもできるそうですが今はまだハードルが高すぎます。
翌日、6時半ごろ小屋を出て駐車場まで戻りますが、やはり下りでも「胸突八丁」を降りていくるときはどきどきしますね。
そして小屋から3時間ほどで駐車場に到着。
帰りは近くの日帰り温泉、「ほりでーゆー」でゆっくり汗を流してから帰ります。
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