燕岳
9月20日、21日、燕岳(つばくろだけ)に行きました。
案内図の右上に位置するのが「燕岳」です。
燕岳とは北アルプスの入門の山といわれるも、北アルプス3大急登といわれる合戦尾根を有し、頂上付近には花崗岩のむき出しの独特な地形を拝むことが出来る非常に面白い山です。
標高は2763mで、日本200名山および新日本100名山に選定されています。
また、頂上付近の山小屋、「燕山荘」は収容人数600人と非常に多くの登山客が利用することができ、サービスもよく日本で「泊まってみたい山小屋」で1位を確保するなど、ここに泊まるのが目的だとする登山客も多いそうです。
今回、北アルプス初挑戦ということですが、いままでは北アルプスは自宅からの距離が遠いということと、高所恐怖症であるということから敬遠してきましたが、まあ入門編ということであれば問題なかろうということでこの山を選定した次第です。
実際登ってみた感想としては確かに崖の際を通るような難所は皆無でしたが、登り始めから燕山荘までノンストップで急登が続き、かなり登山者泣かせの山だなという印象でした。
けれど、登った先にはそのみかえりとして十分にあまりある満足感が得られる山だという事も一言申し添えておきます。
20日の夕方6時ころに埼玉の自宅をマイカーで出発してからさほど渋滞にもあわず、安曇野ICを経て目的地の中房温泉(なかぶさおんせん)に着いたのは深夜の11時30頃。
途中、中房温泉までの道のりはアスファルトで舗装されているとはいえ、車1台やっと通れるくらいの狭い道幅でしかもヘアピンカーブの連続だけに慎重な運転が必要となります。
とくに対向車との擦れ違いは大変なことになってしまします。
そしてこの道の終点にある「中房温泉」が燕岳の登り口となっているのですがそこにある無料駐車場はすでに一杯になっていました。
実はここに来る間にも途中に路上駐車している車を数多く見ていましたのである程度覚悟していましたが、まさかこの時間でこんな状況になっていようとは思ってもみませんでした。
連休真っ只中ということもありますが、かなり人気の高い山であることがうかがい知れます。
第1、第2駐車場は満車でしたが、第3駐車場にかろうじて止めるスペースを発見。
なんとか路上駐車だけは避けられました。
そこで日が明けるまで仮眠することにしますが、かなり気温が低くなっており、定期的にエンジンをかけないと寒くていたたまれなくなってしまいます。
朝の5時30頃まわりが明るくなってきましたのでそこで朝食をとり、準備をして登り始めること6時30分。
登山口ではトイレ待ちや準備している登山客でごった返していましたが、比較的女性の登山者が多いことに驚かされました。
実際、半分以上は女性です。山ガール健在といったところでしょうか。
そして登り始めから急登が続きますが、第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチと30分ほどの間隔で休憩箇所が設けられており皆さんそこで水を飲んだりしながら英気を養います。
そうこうしているうちに登り始めて3時間ほどで「合戦小屋」までたどり着きますが、ここで名物になっているスイカは時期外れなのか見ることができませんでした。
合戦小屋でしばらく休憩した後、燕山荘に続く「合戦尾根」を通るわけですが、尾根といえど「北アルプス3大急登」といわれるだけあって決して楽な道のりではありません。
ただし、危険個所はほとんどなく、強いて言えばこの鎖のついたトラバースがあるくらいか。
途中、槍ヶ岳が姿を現したときはみなさん、「槍だ、槍が見えるぞ、」と子供のように興奮していました。
合戦尾根から登ること約1時間20分で念願の燕山荘にたどり着きますが、そこでは多くの登山客がいてさぞかしお祭り騒ぎのようでした。
そして槍ヶ岳をはじめとする北アルプス一帯を一望できることもさることながら、これから登らんとする燕岳の独特の花崗岩むき出しの地形の前に思わず感動してしまいます。
まさに別世界、この言葉が一番しっくりするのではないでしょうか。
しかもちょど紅葉も楽むことができ、山もきれいに色づいていました。
燕山荘の脇に荷物をデポして身軽な状態で頂上を目指します。
そして途中目にする奇岩の数々。
これは「いるか岩」といって、浸食されたかたちがいるかに似ているからそう名づけられたそうです。
これは「メガネ岩」、ちょうど2つの穴がメガネのように浸食されています。
そして迫力のある槍が岳。
頂上で記念の写真をとってもらいました。
頂上付近から撮った燕山荘。
燕岳頂上の様子。
一度、燕山荘まで戻ってから昼食をとりますが山を見ながらの食事は格別でした。
少し雲のかかった槍ヶ岳。
雲のない槍ヶ岳。
十分景色を満喫してから下山することにしますが下山も来た道をそのまま逆にたどることになるので、あとから来る登山者とのすれ違いが大変でした。
特に団体の登山者が多く、ときには何分も立ち止まって通過を待たなくてはなりません。
登るときよりも下りは随分楽なのですが、登りよりも足に負担がかかります。
そしてようやく登山口に戻ったのは4時半頃。
かなり足にきたのがわかります。
やはりこの山は「燕山荘」1泊とセットにして考えた方が良さそうです
駐車場近くにある有明荘の日帰り温泉に入りますが、疲れた後の温泉はたまらないですね。
露天もついて600円は安いと思います。
帰りの高速もさほど渋滞はなく、しかしながら片道300キロの運転は結構疲れましたが、思い切って行った甲斐がありました。
ところで、燕山荘は一泊9500円(2食付)ということですが、今の山小屋の相場からいえば決して高くはありません
しかも収容人数が多いので団体でない限り、予約なしでも宿泊OKだそうです。
次回は是非とも利用したいと思います。
そういえば、山小屋で1泊というのは今まで不思議と経験がありません。
いつも、時間のあいたときに急いで計画するのでしょうがないのですが、次回は是非ともそういった余裕のあるプランで考えたいものですね。
案内図の右上に位置するのが「燕岳」です。
燕岳とは北アルプスの入門の山といわれるも、北アルプス3大急登といわれる合戦尾根を有し、頂上付近には花崗岩のむき出しの独特な地形を拝むことが出来る非常に面白い山です。
標高は2763mで、日本200名山および新日本100名山に選定されています。
また、頂上付近の山小屋、「燕山荘」は収容人数600人と非常に多くの登山客が利用することができ、サービスもよく日本で「泊まってみたい山小屋」で1位を確保するなど、ここに泊まるのが目的だとする登山客も多いそうです。
今回、北アルプス初挑戦ということですが、いままでは北アルプスは自宅からの距離が遠いということと、高所恐怖症であるということから敬遠してきましたが、まあ入門編ということであれば問題なかろうということでこの山を選定した次第です。
実際登ってみた感想としては確かに崖の際を通るような難所は皆無でしたが、登り始めから燕山荘までノンストップで急登が続き、かなり登山者泣かせの山だなという印象でした。
けれど、登った先にはそのみかえりとして十分にあまりある満足感が得られる山だという事も一言申し添えておきます。
20日の夕方6時ころに埼玉の自宅をマイカーで出発してからさほど渋滞にもあわず、安曇野ICを経て目的地の中房温泉(なかぶさおんせん)に着いたのは深夜の11時30頃。
途中、中房温泉までの道のりはアスファルトで舗装されているとはいえ、車1台やっと通れるくらいの狭い道幅でしかもヘアピンカーブの連続だけに慎重な運転が必要となります。
とくに対向車との擦れ違いは大変なことになってしまします。
そしてこの道の終点にある「中房温泉」が燕岳の登り口となっているのですがそこにある無料駐車場はすでに一杯になっていました。
実はここに来る間にも途中に路上駐車している車を数多く見ていましたのである程度覚悟していましたが、まさかこの時間でこんな状況になっていようとは思ってもみませんでした。
連休真っ只中ということもありますが、かなり人気の高い山であることがうかがい知れます。
第1、第2駐車場は満車でしたが、第3駐車場にかろうじて止めるスペースを発見。
なんとか路上駐車だけは避けられました。
そこで日が明けるまで仮眠することにしますが、かなり気温が低くなっており、定期的にエンジンをかけないと寒くていたたまれなくなってしまいます。
朝の5時30頃まわりが明るくなってきましたのでそこで朝食をとり、準備をして登り始めること6時30分。
登山口ではトイレ待ちや準備している登山客でごった返していましたが、比較的女性の登山者が多いことに驚かされました。
実際、半分以上は女性です。山ガール健在といったところでしょうか。
そして登り始めから急登が続きますが、第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチと30分ほどの間隔で休憩箇所が設けられており皆さんそこで水を飲んだりしながら英気を養います。
そうこうしているうちに登り始めて3時間ほどで「合戦小屋」までたどり着きますが、ここで名物になっているスイカは時期外れなのか見ることができませんでした。
合戦小屋でしばらく休憩した後、燕山荘に続く「合戦尾根」を通るわけですが、尾根といえど「北アルプス3大急登」といわれるだけあって決して楽な道のりではありません。
ただし、危険個所はほとんどなく、強いて言えばこの鎖のついたトラバースがあるくらいか。
途中、槍ヶ岳が姿を現したときはみなさん、「槍だ、槍が見えるぞ、」と子供のように興奮していました。
合戦尾根から登ること約1時間20分で念願の燕山荘にたどり着きますが、そこでは多くの登山客がいてさぞかしお祭り騒ぎのようでした。
そして槍ヶ岳をはじめとする北アルプス一帯を一望できることもさることながら、これから登らんとする燕岳の独特の花崗岩むき出しの地形の前に思わず感動してしまいます。
まさに別世界、この言葉が一番しっくりするのではないでしょうか。
しかもちょど紅葉も楽むことができ、山もきれいに色づいていました。
燕山荘の脇に荷物をデポして身軽な状態で頂上を目指します。
そして途中目にする奇岩の数々。
これは「いるか岩」といって、浸食されたかたちがいるかに似ているからそう名づけられたそうです。
これは「メガネ岩」、ちょうど2つの穴がメガネのように浸食されています。
そして迫力のある槍が岳。
頂上で記念の写真をとってもらいました。
頂上付近から撮った燕山荘。
燕岳頂上の様子。
一度、燕山荘まで戻ってから昼食をとりますが山を見ながらの食事は格別でした。
少し雲のかかった槍ヶ岳。
雲のない槍ヶ岳。
十分景色を満喫してから下山することにしますが下山も来た道をそのまま逆にたどることになるので、あとから来る登山者とのすれ違いが大変でした。
特に団体の登山者が多く、ときには何分も立ち止まって通過を待たなくてはなりません。
登るときよりも下りは随分楽なのですが、登りよりも足に負担がかかります。
そしてようやく登山口に戻ったのは4時半頃。
かなり足にきたのがわかります。
やはりこの山は「燕山荘」1泊とセットにして考えた方が良さそうです
駐車場近くにある有明荘の日帰り温泉に入りますが、疲れた後の温泉はたまらないですね。
露天もついて600円は安いと思います。
帰りの高速もさほど渋滞はなく、しかしながら片道300キロの運転は結構疲れましたが、思い切って行った甲斐がありました。
ところで、燕山荘は一泊9500円(2食付)ということですが、今の山小屋の相場からいえば決して高くはありません
しかも収容人数が多いので団体でない限り、予約なしでも宿泊OKだそうです。
次回は是非とも利用したいと思います。
そういえば、山小屋で1泊というのは今まで不思議と経験がありません。
いつも、時間のあいたときに急いで計画するのでしょうがないのですが、次回は是非ともそういった余裕のあるプランで考えたいものですね。
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