妙義山
3月2日の土曜日、妙義山に行きました。
いつも上信越自動車道を通るときに見える、あの一風変わった風ぼうに一度は行ってみたいとかねてから思っていた山です。
登る前には、いつもその山に関して本やネット等で下調べをしてから行くのですが、今回の妙義山は調べれば調べるほど危険な山であることがわかりました。
実は現在、遭難者数が谷川岳を抜いて1位に君臨しているとか。
しかも谷川岳の場合はロッククライマーが遭難者の大半を占めているのに対し、妙義山はむしろ一般登山者の遭難者の方が多いらしい。
これはうかつに行ける山ではないなと思い、細心の注意を払って行くこととします。
そして今回はいつもと違い、ピークハントを目的とせず、一体どんな山なのかと下調べのつもりで行くこととしました。
なんだか怖いものみたさのお化けやしきにでも入る心境でしょうか。
ただここ妙義山は、ただ危険な山だけではなく日本三奇勝の一つに数えられるほどの奇岩、怪石が多くそれを見るだけでも価値はありそうです。
地図やネットで確認すると関東ふれあいの道である「中間道」であれば一般の登山者でも十分行くことができるとあります。
逆にいえばこのコース以外はやめた方がいいということになりますね。
地図で確認すると「妙義神社」から「石門」までこの「中間道」が続いているということなのでこのコースをとることにします
計画が固まったのでいざ出発。
朝6時半にマイカーで家を出るも、思いもよらない関越道の事故渋滞に巻き込まれ目的地である上信越の松井田妙義についたのは9時過ぎ。
松井田妙義から車で10分ほどの「道の駅みょうぎ」に車を止め、その近くにある妙義神社から歩くことにします。
妙義神社までの長い石段を登った後はそこから直接「中間道」に出ることができます。
これがその長い石階段
妙義神社でお参りをします
最初は登山道に雪は少なく、快適に歩くことができました。
妙義神社から歩くこと約15分で「第一見晴」にたどり着きます。
せり出した先端が見晴らし台となっています
ここからは妙義山の奇異な風貌が確認できました
さらに歩くこと20分で「第2見晴」にたどり着きます
ここへは鎖をつたっていかなくてはならず、切り立ったがけの上に面しているので慎重に歩かなくてはなりません
ただしここから妙義山が一望できました。
タルワキ沢分岐にたどりつくとそこにはこういう看板がでていました
ここから登っていくと相馬山、天狗岳に行けるそうですがどんな難関が待ち受けているかわからないので今回はパスします。
途中、かわいらしい「本読みの僧」が現れます。
ものを置きすぎて全体像がいまいちわかりませんが。
また、途中の分岐地点ではこんな看板も
上級者でもかなり危険って、いったいどんなコース?
興味はありますが、行ったらまちがいなく後悔するでしょう。
実際、この「中間道」だけでもそんなに簡単なコースとはいえませんから。
長い長い鉄階段をひたすら登ったり。
途中こんな岩の下を通ったり。
はたまたこんな岩の下を通過したり
寒いのか滝もこのとおり凍っています。
自然の神秘を感じますね
日陰になっているところはまだ残雪が残っており、途中でアイゼンをはいて進むことにします。
やはり、この時期アイゼンは必需品です。
山の陰にはいると、うそのように雪が登山道を邪魔してきますから。
そして、ようやく「第4石門」にたどり着きます。
ここ「石門」近辺は、変わった岩が多く存在しており、とても日本の風景とは思えません。
また、大砲の形をした「大砲岩」やいまにも落ちてきそうな「ゆるぎ岩」など奇抜な形をした奇石がたくさんみられました。
向かって左が「大砲岩」、右が「ゆるぎ岩」です
よくこういう岩がいままでくずれずに残っているもんだなと感心してしまいます
「第4石門」を通して「大砲岩」がみられます
「大砲岩」は乗ることができるそうですが今回はパス。
帰りは車道を使って元の駐車場まで戻ります。
いったん車に戻ったあとは、中之岳駐車場まで行って妙義山の全貌を写真に納めます。
真ん中の小さく細くのびている岩は「ろうそく岩」でしょうか
ここからの妙義山が一番見ばえがいいかもしれません
案内によれば、妙義山も昔は平らな山だったのがだんだん浸食されて今の形になったとのこと。
そして近くの「中之岳神社」に立ち寄るとそこには大きな「だいこく様」が。
なんと大きさでは日本一だとか。
この本堂に続くこの長い階段、一体誰が登っていくのでしょうか。
こう配が急すぎて危険すぎます
そして本堂の後ろにはまたしても奇石である「轟岩(とどろきいわ)」がでんと構えています。
帰りに近くの「もみじの湯」で汗を流しますがその露天風呂からも雄大な妙義山を眺めることができました。
今回は非常に興味深い山歩きを堪能することができました。
それでも今回、「中間道」ですれ違った登山者はせいぜい5,6人程度。
おそらく妙義山のおもしろさを知らない人が多いせいかもしれません
これほど奇怪でおもしろい山が100名山になっていないのが不思議ですが、それはやはり登山向きではないからなのでしょうか。
少なくともわたしにとってはまだまだハードルが高い山であることは確かです。
また、「中之岳駐車場」の近くには「妙義さくらの里」があり妙義山をバックに桜が見られるとのこと。
そういえば、もうすぐ桜の季節。
桜の咲く頃にはまた是非、家族でみに来たいですね
いつも上信越自動車道を通るときに見える、あの一風変わった風ぼうに一度は行ってみたいとかねてから思っていた山です。
登る前には、いつもその山に関して本やネット等で下調べをしてから行くのですが、今回の妙義山は調べれば調べるほど危険な山であることがわかりました。
実は現在、遭難者数が谷川岳を抜いて1位に君臨しているとか。
しかも谷川岳の場合はロッククライマーが遭難者の大半を占めているのに対し、妙義山はむしろ一般登山者の遭難者の方が多いらしい。
これはうかつに行ける山ではないなと思い、細心の注意を払って行くこととします。
そして今回はいつもと違い、ピークハントを目的とせず、一体どんな山なのかと下調べのつもりで行くこととしました。
なんだか怖いものみたさのお化けやしきにでも入る心境でしょうか。
ただここ妙義山は、ただ危険な山だけではなく日本三奇勝の一つに数えられるほどの奇岩、怪石が多くそれを見るだけでも価値はありそうです。
地図やネットで確認すると関東ふれあいの道である「中間道」であれば一般の登山者でも十分行くことができるとあります。
逆にいえばこのコース以外はやめた方がいいということになりますね。
地図で確認すると「妙義神社」から「石門」までこの「中間道」が続いているということなのでこのコースをとることにします
計画が固まったのでいざ出発。
朝6時半にマイカーで家を出るも、思いもよらない関越道の事故渋滞に巻き込まれ目的地である上信越の松井田妙義についたのは9時過ぎ。
松井田妙義から車で10分ほどの「道の駅みょうぎ」に車を止め、その近くにある妙義神社から歩くことにします。
妙義神社までの長い石段を登った後はそこから直接「中間道」に出ることができます。
これがその長い石階段
妙義神社でお参りをします
最初は登山道に雪は少なく、快適に歩くことができました。
妙義神社から歩くこと約15分で「第一見晴」にたどり着きます。
せり出した先端が見晴らし台となっています
ここからは妙義山の奇異な風貌が確認できました
さらに歩くこと20分で「第2見晴」にたどり着きます
ここへは鎖をつたっていかなくてはならず、切り立ったがけの上に面しているので慎重に歩かなくてはなりません
ただしここから妙義山が一望できました。
タルワキ沢分岐にたどりつくとそこにはこういう看板がでていました
ここから登っていくと相馬山、天狗岳に行けるそうですがどんな難関が待ち受けているかわからないので今回はパスします。
途中、かわいらしい「本読みの僧」が現れます。
ものを置きすぎて全体像がいまいちわかりませんが。
また、途中の分岐地点ではこんな看板も
上級者でもかなり危険って、いったいどんなコース?
興味はありますが、行ったらまちがいなく後悔するでしょう。
実際、この「中間道」だけでもそんなに簡単なコースとはいえませんから。
長い長い鉄階段をひたすら登ったり。
途中こんな岩の下を通ったり。
はたまたこんな岩の下を通過したり
寒いのか滝もこのとおり凍っています。
自然の神秘を感じますね
日陰になっているところはまだ残雪が残っており、途中でアイゼンをはいて進むことにします。
やはり、この時期アイゼンは必需品です。
山の陰にはいると、うそのように雪が登山道を邪魔してきますから。
そして、ようやく「第4石門」にたどり着きます。
ここ「石門」近辺は、変わった岩が多く存在しており、とても日本の風景とは思えません。
また、大砲の形をした「大砲岩」やいまにも落ちてきそうな「ゆるぎ岩」など奇抜な形をした奇石がたくさんみられました。
向かって左が「大砲岩」、右が「ゆるぎ岩」です
よくこういう岩がいままでくずれずに残っているもんだなと感心してしまいます
「第4石門」を通して「大砲岩」がみられます
「大砲岩」は乗ることができるそうですが今回はパス。
帰りは車道を使って元の駐車場まで戻ります。
いったん車に戻ったあとは、中之岳駐車場まで行って妙義山の全貌を写真に納めます。
真ん中の小さく細くのびている岩は「ろうそく岩」でしょうか
ここからの妙義山が一番見ばえがいいかもしれません
案内によれば、妙義山も昔は平らな山だったのがだんだん浸食されて今の形になったとのこと。
そして近くの「中之岳神社」に立ち寄るとそこには大きな「だいこく様」が。
なんと大きさでは日本一だとか。
この本堂に続くこの長い階段、一体誰が登っていくのでしょうか。
こう配が急すぎて危険すぎます
そして本堂の後ろにはまたしても奇石である「轟岩(とどろきいわ)」がでんと構えています。
帰りに近くの「もみじの湯」で汗を流しますがその露天風呂からも雄大な妙義山を眺めることができました。
今回は非常に興味深い山歩きを堪能することができました。
それでも今回、「中間道」ですれ違った登山者はせいぜい5,6人程度。
おそらく妙義山のおもしろさを知らない人が多いせいかもしれません
これほど奇怪でおもしろい山が100名山になっていないのが不思議ですが、それはやはり登山向きではないからなのでしょうか。
少なくともわたしにとってはまだまだハードルが高い山であることは確かです。
また、「中之岳駐車場」の近くには「妙義さくらの里」があり妙義山をバックに桜が見られるとのこと。
そういえば、もうすぐ桜の季節。
桜の咲く頃にはまた是非、家族でみに来たいですね
この記事へのコメント
上の鷹戻し方面は垂直のながい梯子やクサリが続きます。途中まで登れてもオーバーハングのようになった岩場で登ることも、降りることもできなくなる登山者が沢山います。ザイルを使い慎重に登れば普通の方でも登れますが、そこを登っている時はいつも「来なければ良かった」と後悔します。轟岩はなんの問題も無く登れます。
出来れば11月中頃の紅葉の頃が最高と思います。その頃の紅葉は、私のブログに毎年載せてあります。
そこを登ったことがあるとは、かなりのつわもの。
わたしなんかは名前を聞いただけで遠慮させていただきますが・・・。
桜のシーズンもきてみたいと思いましたが、紅葉の頃もきれいなんでしょうね。
インレッドさんのブログ、今度参考にさせていただきます
ただし、「中間道」以外は難しいかな。