谷川岳
7月27日の金曜日、百名山の20座目になる谷川岳に行ってきました。
平日でしたが、天気がよく仕事が比較的忙しくないということで、意を決して今まで行きたかった山、
谷川岳に行くことにしました。
こういうことができるのも個人事業主の特権ですが・・・。
さて、谷川岳ですが、別名”魔の山”ともいわれており、遭難数が世界でも郡を抜いてのワースト1位
となっていることでも有名です。
標高こそ1977mと2000mにも満たない山ですが、一度登ってみるとその凄さが実感できます。
実際に登ってみた感想としては「凄い山」、これに尽きるでしょう。
しかしながら、ロープウェイを使って標高1500mまで楽に行けるので手軽に行ける山ともいえます。
朝5時前に家をマイカーで出発したあと、関越自動車道の水上ICを降りて国道291号を北に15キロ程進みます。
ロープウェイ乗り場の「土合」に着いたのは7時半頃。
8時から運行するので少し待ってから乗車します。
平日でも登山客はたくさんいました。
ロープウェイの終着駅である天神峠までは約15分。
これで一期に標高を稼ぎます。
そこでペアリフトに乗り継げばさらに高い天神峠に着きますが、さすがにそれは登山者にとっては反則だろう
ということでここからは自分の足を使って登ることとしました。
天神峠を登ること1時間で熊穴沢避難小屋につきます。
ここからは森林限界を超えるせいか地形ががらりとかわり、見晴らしの良い尾根歩きとなります。
「天狗の留まり場」と呼ばれる露岩を通り過ぎてしばらく登ると「谷川岳肩ノ小屋」のある広場に着きます。
ここで、これまで見ていなかった携帯を確認すると仕事関係の着信やメールが10件近くも・・・。
たしかに今日は平日だからこれくらい来ても不思議ではありません。
山の気分が一気に冷めてしまいますので、ここは一旦無視することとします。
今日はオフなんだと自分にいいきかせ、しばらく携帯は封印することにします。
ここで少し休んだあと、頂上を目指します。
途中、万年雪が見られましたが決して熱くないということではありません。
気温は30度は下らなかったと思います。
頂上は2つあって、最初に到着するピークが「トマの耳」、さらに東側が断崖となっている稜線をたどると
2番目のピークである「オキの耳」にたどり着きます。
これがトマの耳。
これが最高峰であるオキの耳。
眺望はどちらも最高。
360度、遮るものは何一つありません。
最近の登山では頂上からの眺望がいまひとつだっただけに感動はひとしおです。
これがトマの耳から見たオキの耳。
これがオキの耳から見たトマの耳。
しかも、ここまでに見られる高山植物もなかなか惹きつけられるものがあります。
正直、知っている花はこのニッコウキスゲしかありませんが・・・。
登山者の多くはこの2つのピークで昼食をとっていますが、高いところが苦手なわたしはここでの昼食は
遠慮させていただきました。
なぜかわかりませんが頂上付近にトンボの数が多いこと多いこと。
記念に撮影します
さて、帰りですが登山者のほとんどが来た道を戻りロープウェイで下山するところですが、それでは面白くない
ということで違うルートをとることとしました。
しかしながらこれがあとから後悔することになろうとは、このときまでは思ってもみませんでした。
選択したルートとはそう、西黒尾根の下山コースです。
谷川岳の「西黒尾根」とは日本3大急登の一つといわれており、初心者は行くコースではないといわれています。
ですが、天候に恵まれていることと、時間に余裕があり、なおかつバックに谷川岳山頂の絶景が拝めるとあっては
行かない手はありません。
たしかに少し下るとうしろに先程登った谷川岳の2つのピークが一望できました。
この尾根歩きは眺望は申し分ないのですが、両サイドがきりたった箇所を歩いたり、ほとんど垂直に降りる鎖場
の連続にかなり労力を要します。
正直、眺望を堪能してる暇はありません。
あとから思ったのは、この鎖が意外と細くて滑るので、手袋をはめたほうがよかったのではないか
ということです。
あと、それほど多くはないのですが何パーティかこの西黒尾根から登ってくる登山者とすれ違いました。
子供を連れた家族連れも見かけましたが、決してお勧めはできません。
暑さと疲労で、持ってきた水2.5リットルもあっというまに底をついてしまします。
そしてあろうことか熱中症の症状が。
無理は禁物です。
下りとは言え、休み休み下りていきます。
正直これほどまでに辛い下山は初めてかもしれません。
下山してから4時間以上もかかってやっと朝に乗ったロープウェイ乗り場(土合駅)にたどり着きました。
登りよりも余計時間がかかったことになります。
登山指導センターに入ると、熊のはくせいや高山植物や谷川岳の写真を見ることができました。
ここで記念に谷川岳のロゴ入りTシャツを購入。
案内地図をみると唖然とします。
この色の付いた地域が谷川岳の危険ゾーンだそうですが、地図のほとんどのエリアに色がついています。
あと、今回は行けませんでしたが、絶景で有名な「一ノ倉沢」に次回は是非、行ってみたいと思いました。
もちろん登山ではなく、下から眺めるだけですが。
さあ、明日は先ほどの携帯に入っていた電話とメール対応に忙しくなりそうです。
ていうか、この日記を書いているのは翌日の夜、もう対応は終わったのですが、思ったほど大変な内容でなく
一安心といったところでしょうか。
平日でしたが、天気がよく仕事が比較的忙しくないということで、意を決して今まで行きたかった山、
谷川岳に行くことにしました。
こういうことができるのも個人事業主の特権ですが・・・。
さて、谷川岳ですが、別名”魔の山”ともいわれており、遭難数が世界でも郡を抜いてのワースト1位
となっていることでも有名です。
標高こそ1977mと2000mにも満たない山ですが、一度登ってみるとその凄さが実感できます。
実際に登ってみた感想としては「凄い山」、これに尽きるでしょう。
しかしながら、ロープウェイを使って標高1500mまで楽に行けるので手軽に行ける山ともいえます。
朝5時前に家をマイカーで出発したあと、関越自動車道の水上ICを降りて国道291号を北に15キロ程進みます。
ロープウェイ乗り場の「土合」に着いたのは7時半頃。
8時から運行するので少し待ってから乗車します。
平日でも登山客はたくさんいました。
ロープウェイの終着駅である天神峠までは約15分。
これで一期に標高を稼ぎます。
そこでペアリフトに乗り継げばさらに高い天神峠に着きますが、さすがにそれは登山者にとっては反則だろう
ということでここからは自分の足を使って登ることとしました。
天神峠を登ること1時間で熊穴沢避難小屋につきます。
ここからは森林限界を超えるせいか地形ががらりとかわり、見晴らしの良い尾根歩きとなります。
「天狗の留まり場」と呼ばれる露岩を通り過ぎてしばらく登ると「谷川岳肩ノ小屋」のある広場に着きます。
ここで、これまで見ていなかった携帯を確認すると仕事関係の着信やメールが10件近くも・・・。
たしかに今日は平日だからこれくらい来ても不思議ではありません。
山の気分が一気に冷めてしまいますので、ここは一旦無視することとします。
今日はオフなんだと自分にいいきかせ、しばらく携帯は封印することにします。
ここで少し休んだあと、頂上を目指します。
途中、万年雪が見られましたが決して熱くないということではありません。
気温は30度は下らなかったと思います。
頂上は2つあって、最初に到着するピークが「トマの耳」、さらに東側が断崖となっている稜線をたどると
2番目のピークである「オキの耳」にたどり着きます。
これがトマの耳。
これが最高峰であるオキの耳。
眺望はどちらも最高。
360度、遮るものは何一つありません。
最近の登山では頂上からの眺望がいまひとつだっただけに感動はひとしおです。
これがトマの耳から見たオキの耳。
これがオキの耳から見たトマの耳。
しかも、ここまでに見られる高山植物もなかなか惹きつけられるものがあります。
正直、知っている花はこのニッコウキスゲしかありませんが・・・。
登山者の多くはこの2つのピークで昼食をとっていますが、高いところが苦手なわたしはここでの昼食は
遠慮させていただきました。
なぜかわかりませんが頂上付近にトンボの数が多いこと多いこと。
記念に撮影します
さて、帰りですが登山者のほとんどが来た道を戻りロープウェイで下山するところですが、それでは面白くない
ということで違うルートをとることとしました。
しかしながらこれがあとから後悔することになろうとは、このときまでは思ってもみませんでした。
選択したルートとはそう、西黒尾根の下山コースです。
谷川岳の「西黒尾根」とは日本3大急登の一つといわれており、初心者は行くコースではないといわれています。
ですが、天候に恵まれていることと、時間に余裕があり、なおかつバックに谷川岳山頂の絶景が拝めるとあっては
行かない手はありません。
たしかに少し下るとうしろに先程登った谷川岳の2つのピークが一望できました。
この尾根歩きは眺望は申し分ないのですが、両サイドがきりたった箇所を歩いたり、ほとんど垂直に降りる鎖場
の連続にかなり労力を要します。
正直、眺望を堪能してる暇はありません。
あとから思ったのは、この鎖が意外と細くて滑るので、手袋をはめたほうがよかったのではないか
ということです。
あと、それほど多くはないのですが何パーティかこの西黒尾根から登ってくる登山者とすれ違いました。
子供を連れた家族連れも見かけましたが、決してお勧めはできません。
暑さと疲労で、持ってきた水2.5リットルもあっというまに底をついてしまします。
そしてあろうことか熱中症の症状が。
無理は禁物です。
下りとは言え、休み休み下りていきます。
正直これほどまでに辛い下山は初めてかもしれません。
下山してから4時間以上もかかってやっと朝に乗ったロープウェイ乗り場(土合駅)にたどり着きました。
登りよりも余計時間がかかったことになります。
登山指導センターに入ると、熊のはくせいや高山植物や谷川岳の写真を見ることができました。
ここで記念に谷川岳のロゴ入りTシャツを購入。
案内地図をみると唖然とします。
この色の付いた地域が谷川岳の危険ゾーンだそうですが、地図のほとんどのエリアに色がついています。
あと、今回は行けませんでしたが、絶景で有名な「一ノ倉沢」に次回は是非、行ってみたいと思いました。
もちろん登山ではなく、下から眺めるだけですが。
さあ、明日は先ほどの携帯に入っていた電話とメール対応に忙しくなりそうです。
ていうか、この日記を書いているのは翌日の夜、もう対応は終わったのですが、思ったほど大変な内容でなく
一安心といったところでしょうか。
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