武甲山

3月25日、天気が良かったので秩父を象徴する山、武甲山に単独で行ってきました。

実はこの山、前から行きたかったのですがアクセスが悪く、今まで行かずじまいになっていました。

電車で行こうにも最寄駅からのバスは無く、マイカーで行くも帰りが同じ場所まで戻るとなると面白みがなくなるからです。

そこで今回はあえてマイカーは使わず、公共機関を利用して行くこととしました。

しかも、今回は新しく購入した登山靴の試し歩きとなります。

朝、5時に起床して5時半には家を出発。

電車の時間があるので遅刻は禁物です。

そう、今回は池袋から出ている秩父線特急列車を使うことにしました。

予定通り池袋6時55分発の特急電車に乗り込み、目的地の横瀬に着いたのは8時9分。

この間、止まる駅はたったの3つ。

駅から出ると今まさに登ろうとする武甲山が目の前に立ちはだかり、いやがおうにもテンションがあがります。

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登山口である一の鳥居までの道が分からず、ここでタクシーを利用します。

一の鳥居までの道は秩父の採掘場に近いためかダンプトラックが多く、歩いていかなくて正解でした。

タクシーに乗ること15分ほどで目的地の一の鳥居に着きます。

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タクシーの運賃は2000円弱でしたが、これは登山をする人にとって必要経費となります。

登山にかかる費用の大部分が交通費ですから。

9時頃、一の鳥居に到着すると30台程の駐車場はもうほとんど満車となっていました。

登山口にこんな看板が。

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ここ最近、熊が出没しているようです。

登り始めてしばらくすると、後ろから息使いとともに何者かがこちらに迫ってきました。

おかしい、さっきまで後ろに誰もいなかったはずなのに。

先ほどの看板が脳裏をよぎります。

勇気を出して振り向いてみると、そこには走りながら山を登っているおじいさんの姿が。

しかもそのおじいさん、たしか横瀬の駅で降りたときに準備体操していた人のようです。

まさか、わたしがタクシーを使って登山口まで来たのをあとからランニングで追っかけてきたとでもいうのか。

まさにスーパーおじいちゃんです。

私を抜かした後はあっというまに姿が消えてしまいました。

途中、不動滝を通過した後、大杉の広場に辿り着きます。

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真中に一本だけ異様に太い杉の木が生えています。

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そこから登ること1時間で御嶽神社にたどり着きます。

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その後ろには頂上の第一展望台が開け、素晴らしい眺望に思わず足が止まってしまいます。

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頂上にある温度計を見ると5℃。

やはりまだ寒いです。

そしてすぐ横には第2展望台が。

帰りは来た道は戻らず、浦山口駅までのコースをたどります。

登山靴の履き心地は上々でしたが、まだ慣れていないこともあって足が痛くなってきます。

特にアップダウンンの差のない淡々とした林道ではなおさらです。

浦山口駅に着いたのは2時過ぎ。

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普通の民家に看板を付けただけのようなほのぼのとした駅に着くも電車は1時間近くありません。

まあ、公共機関を使った登山ではこんなこと覚悟しておかなければなりませんが。

電車の窓からは武甲山の悠々たる姿に思わずシャッターに手が伸びてしまいます。

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なんとか家路に着いたのは5時ごろ。

今日も天気にも恵まれ気持ちのいい山行ができました。

この記事へのコメント

菱の実ちゃん
2012年03月27日 11:08
秩父は昔むか~しまだ子供が小学生の頃つれて良く遊びにいきましたよ。
しかし武甲山はただ麓から眺めるだけでしたが!!
石灰岩の独特な山肌も行くたびに削り取られて段々セメントに加工されてるね・・と感じたものです。
下山された浦山口は小学生の社会科コースで何度も案内した事があります。
秩父の山の麓の浦山口は断層がよくわかるということらしいですね。今は海なし県の埼玉も秩父の山の麓や吹上にも貝塚があると言う事は・・・大昔は・・ですね。
5時半に家を出て夕方5時には帰宅。
スピード登山ですね。スーパーおじさんにもまけない早業ですョ。
画像見るかぎり秩父はまだまだ春が見えない寒さですね。
ぬま
2012年03月27日 12:15
あとで知ったのですがあの独特の山肌は、随時削り取られている石灰岩が見えていたのですね。
そういう意味では身を粉にして皆さんの生活に奉仕している山ともいえるでしょう。

それにしても浦山口に良く行かれたとはすごい。
たしかに近くに切り立った山の断層が見えていました。
今度行くときは浦山口付近にある鍾乳洞めぐりも面白いかもしれません。
それに、もうすぐ芝桜も見ごろになるでしょう。
まだまだ秩父も捨てたものじゃありませんね。

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